information 最終更新日:2018年4月30日 2:55 PM

レストラン「グランテラス」に演劇祭コラボメニューが登場!

静岡芸術劇場に隣接するレストラン「グランテラス」では、演劇祭の期間中、コラボメニューが登場します!上演作品にちなみ、 ドイツ、ノルウェー、インドゆかりのメニューをご用意しております。ご観劇の前後に、ぜひ世界の味めぐりもお楽しみください。
【※営業時間:11〜16時】

グランテラス×演劇祭2018 コラボメニュー
2018年4月28日(土)~5月6日(日)

ー M E N U ー

ドイツ(『民衆の敵』)
シュニッツェル(豚のカツレツ)
サラダ・パン付き 1,150円(料金の記載に誤りがありました。お詫びし訂正いたします。)

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ノルウェー(『シミュレイクラム/私の幻影』)
ノルウェーサーモンのディアブル
サラダ・パン付き 1,250円 

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インド(『マハーバーラタ 〜ナラ王の冒険〜』)
豆とチキンのカレー&サフランライス
サラダ付き 950円

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グランテラス(グランシップ内1F)
営業時間 11:00-16:00

グランテラス店舗ページはこちら

 

blog 最終更新日:2018年4月25日 10:11 AM

『寿歌』~風の中から現われた謎の男・ヤスオ(春日井一平)~

こんにちは。『寿歌』キャラクター紹介ブログ第三回目では、春日井一平が演じる、謎の男・ヤスオをご紹介します。
実名は「ヤソ」といい、漢字で書くと「耶蘇(やそ)」になります。この言葉は、「イエス(Jesus)」の中国音訳語で、
「イエス・キリスト」、また「キリスト教およびキリスト教徒」を意味する言葉だそうです。

「蘇(よみがえ)る」という言葉が入っていますが、復活したのか、タイムスリップしてきたのか、
ゲサクとキョウコの前に突然「ヌッ」と現れます。

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▲前:ヤスオ、後ろ左:ゲサク、後ろ右:キョウコ

ヤスオの特技は、名づけて「物品引き寄せの術」!
物品、例えば干し芋や米粒など何でも、元さえあれば手品のようにゾロゾロと増やせてしまいます。

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▲ヤスオの「物品引き寄せの術」のポーズ

この特殊な能力があれば、ゲサクとキョウコにとっても食ベ物の当てができ、好都合。
行く方向も同じということで、二人の旅に迎え入れられました。
コンビからトリオになり、旅路はさらに賑やかになります!

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▲ ヤスオの大ボケにずっこけるゲサクとキョウコ

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▲ キョウコの「乞食踊り」を真似して一緒に踊るヤスオ

サービス精神たっぷりに芸を披露する三人でしたが、
サービス品としてお客に配ったロザリオ(十字架のついた首飾り)に雷が落ち、
お客に責められ、一座はピンチに追い込まれていきます。
そんな中、瀕死の重傷を負うゲサクでしたが、
ヤスオはキョウコと一緒にゲサクの生き様の果てにそっと寄り添い…。

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▲ ゲサクが語る寓話(キツネとクマとウサギの話)に耳を傾けるヤスオ

この後、まだもうひと展開待っていますが、続きは劇場でどうぞ!
 
 
最後に春日井一平から一言。
~・~・~・~・~
この世界に突如現れたヤソ(ヤスオ)。
一見浮浪者のような、それでいて尊い存在のような、
でもただの人間みたいだったりして。

ゲサク・キョウコと出会い、
一時、共に旅をする中で、変化するヤスオ、
変わらず側に寄り添うヤスオを、
感じて頂けたらなぁと思います。

この時期、夜の野外劇場はまだ寒いです。
普通の方は「裸同然」の格好では過ごせませんので、
是非暖かい格好でお越し下さい。
お待ちしております。
~・~・~・~・~

 
 
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▲ 舞台美術・カミイケタクヤさんによってヤスオの背中に傷跡が刻まれます
(3月末『寿歌』愛知公演、開演前の楽屋の様子)

防寒対策もどうぞお忘れなく☆

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愛知県芸術劇場・SPAC共同企画
『寿歌(ほぎうた)』
演出:宮城聰、作:北村想
美術:カミイケタクヤ、照明:木藤歩
出演:SPAC/奥野晃士、春日井一平、たきいみき

【静岡公演】
日時:2018年4月28日(土)、30日(月・祝)各日18:15開演
会場:舞台芸術公園 野外劇場「有度」
*詳細はこちら

*『寿歌』公式サイトはこちら
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blog 最終更新日:2018年4月21日 8:09 PM

【レポート】「ふじのくに⇄せかい演劇祭2018」キックオフミーティング

演劇祭開幕まで2週間を切った4月15日(日)「ふじのくに⇄せかい演劇祭2018」のキックオフミーティングを開催しました! ボランティアスタッフ「シアタークルー」の皆さんをはじめ、ストレンジシード」「みんなのnedocoプロジェクト」といった関連企画の関係者、プレスの方々など総勢約60名(?!)が静岡芸術劇場に集結。 P1570303 P1570256

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参加者それぞれが、演劇祭はもちろん、自身が関わる上演作品や関連企画について熱く語り、改めてこの演劇祭が本当に多くの方々の愛と熱意に支えられていることを実感しました。

 

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歓談の後、SPAC俳優・永井健二プロデュースのおたのしみ企画「SPACウルトラクイズ」を開催♪ 「Shizuoka春の芸術祭」時代から今に至る19年間の演劇祭の歴史を振り返りました。 繰り出されるマニアック(?)な問題に、何とSPAC生き字引(笑)の成島芸術局長が途中で脱落…。

 
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優勝はシアタークルーの立林学さん。 SPAC俳優・石井萠水から優勝賞品としてSPACトートバックとクリアファイルが贈呈されました!

 
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最後に、参加者全員で集合写真をパチリ。 演劇祭の成功に向けて、気持ちが一つになりました!

 
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さあ、演劇祭開幕までいよいよあと1週間です!! 

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ふじのくに⇄せかい演劇祭2018
4月28日(土)~5月6日(日)
静岡芸術劇場/舞台芸術公園/駿府城公園 ほか
https://festival-shizuoka.jp/2018//
★開幕直前となり、各演目一気に席が埋まってきております!完売の演目も…。一日でも早いご予約を!!
SPACチケットセンター TEL.054-202-3399(10:00~18:00)
上記演劇祭特設サイトからもご購入いただけます。
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blog 最終更新日:2018年4月20日 4:10 PM

『シミュレイクラム/私の幻影』日本のフラメンコの歴史

計見さんと共に『シミュレイクラム/私の幻影』を担当しています、制作部の西村です。
この春からSPAC制作部の一員となり、演劇祭ではこちらのダンス作品を担当することになりました。
とはいえ私自身ダンスにはあまり馴染みがなく…。
今回のブログでは、担当するにあたって勉強した日本のフラメンコの歴史を少し紹介します!

日本のフラメンコ人口は、なんと本場・スペインについで2位!
本格的なダンスだけでなく習い事としてなど、幅広い層に人気です。
では、フラメンコは日本にいつ・どのように伝わってきたのでしょうか。

フラメンコは、19世紀にスペインで生まれ、日本に伝わってきたのは20世紀になってから。
スペイン人によるスペイン舞踊の公演は1929年のラ・アルヘンティーナの来日が初でした。
こうした来日公演が、後に日本フラメンコの先駆者となる人物たちに大きな影響を与えました。

本作に出演される小島章司さんも、そうした先駆者のうちの一人です。
小島さんは、“フラメンコ界のレジェンド”と呼ばれる今年78歳の現役フラメンコダンサー。
日本人がフラメンコを習得するためにスペインに行くようになったのは、1960年代に入ってからで、
小島さんも1966年に単身スペインへと旅立ちました。(当時の交通手段は、なんとあのシベリア鉄道!)

留学の翌年早くもプロとしての活動を開始し、1970年のテレビ出演をきっかけにアンダルシア各地の一流タブラオ(*1)やフェスティバルで活躍するようになります。渡西から10年が経ち、故郷である日本に戻った小島さんは、作品を発表するだけでなく、スペインから一流のアルティスタ(*2)を日本に招くということも続けました。また、80年代以降には、日本のフラメンコを本場スペインで公演するという快挙も行われるようになりました。

Simulacrum. Photo credit Martin Flak
▲本作の舞台写真

小島さんは、舞踊家生活50年のインタビューで、未来のフラメンコの担い手に対して以下のように語っています。

“一つのちゃんとしたテーマなり、コンセプトなり、自分の哲学なり、そういうものを大げさではなくアピールできるように、人間の根源的な教養を培ってほしい。そして、それを比較芸術論として、芝居や音楽など、あらゆるジャンルの芸術と比較できるだけの、対等な力と芸術性を養いながら挑戦していただきたい。それが私の願いです。”

こうした意識を持ち、日本のフラメンコの普及と発展に貢献してきた小島さん。本作は小島さんと、アルゼンチン出身のコンテンポラリーダンサー、ダニエル・プロイエットの二人のライフヒストリーからなる作品です。
磨き抜かれたカリスマの身体とその軌跡を、ぜひ劇場でご覧ください!良いお席はお早めに♪

(*1)タブラオ…フラメンコを専門に見せる店のこと
(*2)アルティスタ…アーティストのこと

<参照:パセオフラメンコ2007年11月号>
 
『シミュレイクラム/私の幻影』関連ブログ
(その1)東京での稽古にお邪魔してきました!
(その2)シミュレイクラムってどんな意味?

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『シミュレイクラム/私の幻影』
演出・振付:アラン・ルシアン・オイエン
歌舞伎舞踊振付/音楽『Natsue』:藤間勘十郎
出演・振付:小島章司、ダニエル・プロイエット
製作:ウィンター・ゲスツ
5月3日(木・祝)12:30開演、4日(金・祝)12:30開演
静岡芸術劇場
*詳細はこちら
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information 最終更新日:2018年4月20日 11:43 AM

開催決定!トーマス・オスタ―マイアー氏トーク|『民衆の敵』と民主主義

13年ぶりの来日公演を果たすトーマス・オスタ―マイアーのトークを急遽開催!
世界30都市以上で上演され、センセーションを巻き起こしてきたオスタ―マイアー演出『民衆の敵』。クライマックスとなる演説シーンで観客を巻き込む演出が、それぞれの地でどのような反応をもたらしてきたのか、多くの上演をとおしてオスタ―マイアー氏はどんなことを考えてきたのか、様々な質問を投げかけながら、活発なディスカッションの場にしたいと思います。

 ゲスト:トーマス・オスタ―マイアー
 司会:横山義志(SPAC文芸部)

 日時:4月30日(月祝)  12:00-13:00
 会場:静岡芸術劇場 カフェ・シンデレラ
 参加費:500円
 お申込み:4月22日(日) 10:00予約受付開始  SPACチケットセンター Tel.054-202-3399

 

director_photoのコピー

トーマス・オスターマイアー Thomas OSTERMEIER
1968年西ドイツ生まれ。演出家。演劇学校在学中から演出家として頭角を現し、卒業と同時に96年よりドイツ座の小スペース「バラック」の運営を任される。1999年、31歳の若さでドイツを代表する劇場ベルリン・シャウビューネの芸術監督に就任。古典から同時代作家の尖鋭的な作品まで幅広く手掛け、その多くは毎年世界各地の演劇祭や劇場に招聘されている。日本では2005年にイプセン原作 『ノラ』(『人形の家』)、 マイエンブルク作 『火の顔』が上演され大きな注目を集めた。シャウビューネでの近年の演出作に、トーマス・マン&グスタフ・マーラーによる『ヴェニスに死す/亡き子をしのぶ歌』(13年)、リリアン・ヘルマン作『子狐たち』(14年)、シェイクスピア作『リチャード三世』(15年)、ヤスミナ・レザ作『ベラ・フィギュラ』(15年)、シュニッツラー作『ベルンハルディ教授』(16年)、ディディエ・エリボン原作『ランスへの帰還』(17年)など。

 

*トーマス・オスタ―マイアー氏のメッセージビデオ

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『民衆の敵』
演出:トーマス・オスターマイアー
作:ヘンリック・イプセン
出演:クリストフ・ガヴェンダ、コンラート・ジンガー、エファ・メクバッハ、レナート・シュッフ、ダーヴィト・ルーラント、 モーリッツ・ゴットヴァルト、 トーマス・バーディンク
製作:ベルリン・シャウビューネ

4月29日(日)19:00開演、30日(月・祝)14:30開演
静岡芸術劇場
*詳細はこちら
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