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blog 最終更新日:2017年4月26日 2:44 PM

レストラン「オアシス」に演劇祭特別メニューが登場!

今年も静岡芸術劇場すぐとなりのレストラン「オアシス」で、演劇祭特別メニューがはじまりました!(※ランチ限定)
上演作品にちなみ、イタリア、フランス、ドイツ、シリア、そして日本と、5か国のメニューがならんでいます。どの国からトライしようか迷いますね。シリアの「フェラフェル」気になります!観劇前に「食」体験というのもなかなかオツなもの。

ぜひご観劇の前にご利用ください♪

~~~ m e n u ~~~
イタリア:「ローマ風サルティンボッカ」
フランス:「鶏もも肉のコンフィ」
ドイツ:「ケーニヒスベルク風肉団子」
シリア:「フェラフェル」
日本:「あなごとホタルイカの天重」
※メインのメニューに、種類豊富なバイキングもついています。
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レストラン「オアシス」(グランシップ内)
https://www.granship.or.jp/promoters/guide/rest.html

オアシス演劇祭特別メニュー

blog 最終更新日:2017年4月26日 12:00 AM

世界が見る「おとなのための人形劇」の夢 ~『腹話術師たち、口角泡を飛ばす』~

横山義志(SPAC文芸部)
《演劇祭の海外招聘を担当する横山義志のブログ第2弾です。》
 
一昨年の演劇祭でも『聖☆腹話術学園』という作品がありましたね。そんなに腹話術が好きなのか、と思われるかもしれませんが、そう、好きなんです。というか、人形劇が好きなんですね。

1_腹話術メインビジュアル(高画質)_Ventriloques025
『聖☆腹話術学園』(ふじのくに⇄せかい演劇祭2015)
演出:ジャン=ミシェル・ドープ / 作:アレハンドロ・ホドロフスキー

 
昨年も『ユビュ王、アパルトヘイトの証言台に立つ』『It’s Dark Outside おうちにかえろう』と、人形劇が二作品ありました。最近はいつも人形劇がいくつも候補作品に挙がってしまって、悩んでいるくらいです。

2_Ubu_181
『ユビュ王、アパルトヘイトの証言台に立つ』(ふじのくに⇄せかい演劇祭2016)
演出:ウィリアム・ケントリッジ / 製作:ハンドスプリング・パペット・カンパニー

 
SPACの作品では、よく一人の登場人物を二人の俳優で演じる、という手法が使われています。一人は動きだけ、もう一人は声だけで演技をします。これは文楽や、それを真似た歌舞伎の「人形振り」からヒントを得ています。文楽もおとなのための人形劇ですよね。日本ではけっこう昔から、おとなのための人形劇の歴史があったわけです。

ヨーロッパでは、ある時期から、人形劇は子どものためのもの、というイメージが定着してしまいましたが、最近再びおとなのための人形劇を作るアーティストが増えてきたようです。これには、1987年に創立されたフランス国立高等人形劇芸術学院の貢献も少なくありません。この学校はシャルルヴィル=メジエールという小さな町にあるのですが、この町では、毎年世界最大規模の国際人形劇祭が開催されていて、世界中の人形劇関係者がここに集っています。ここは世界の名だたる人形遣いから個人指導を受けることができる非常に贅沢な環境で、3年に一度、17人程度の学生しか採らず、人形劇教育の最高峰ともいえるでしょう(昨年から2年に一度になったようです)。

3_Portrait GV(©Estelle Hanania)
 
『腹話術師たち、口角泡を飛ばす』の演出家ジゼル・ヴィエンヌもこの学校の卒業生で、「人形劇」のイメージを最も大きく変えたアーティストの一人です。ジゼルはシャルルヴィル=メジエールで生まれ、フランスやドイツなどを転々としたあと、この学校で学ぶためにこの町に戻ってきました。そこで出会った淡路人形座の文楽も、ジゼルがつくっていく「おとなのための人形劇」のモデルの一つになったのかも知れません。『腹話術師たち・・・』に出演しているジョナタン・カプドゥヴィエルはジゼルと同級生で、卒業以来、ジゼルの重要なコラボレーターとなっています。ジゼルのお母さんはオーストリア出身のアーティストで人形作家でもあり、シュルレアリスムの人形作家として有名なハンス・ベルメールなどとも親交がありました。ジゼルは理想的な人形劇の英才教育を受けて育ったともいえるでしょう。

以下に岩城京子さんによるジゼル・ヴィエンヌのインタビューがあります(2010年)。
http://kyokoiwaki.com/ARTicle/archives/761
 

4_JERKクレジットMathilde DAREL

ジョナタン・カプドゥヴィエルは2014年の「ふじのくに⇄せかい演劇祭」で、『Jerk』というかなりハードコアな人形劇を一人で演じていたので、ご覧になった方はよく憶えていらっしゃるでしょう。『Jerk』の後半では、ジョナタンが人形を置いて、ほとんど動かないまま、腹話術だけで、悪夢のような拷問の場面を演じていました。何も見えないのに、演劇でこれほど恐ろしい場面を「見た」ことがあっただろうか、と思わせる体験でした。

『Jerk』
http://spac.or.jp/f14jerk.html

ところが、今回の『腹話術師たち・・・』には、このジョナタンがかすむほどに強烈なキャラクターの人形遣いたちが他に8人も出演しています。この舞台は、ドイツでも珍しい公立の人形劇団パペットシアター・ハレとのコラボレーションで、ドイツ語圏から選び抜かれた人形遣いたちとジョナタンとの夢の共演が見られるのです。ジゼルのお母さんはドイツ語が母語で、お父さんはドイツ語の先生をしていて、ジゼル自身もドイツ語圏で暮らしたことがあるのですが、ドイツのアーティストたちとの本格的なコラボレーションはこれがはじめてです。これほどの技術を持った人形遣いを贅沢に使える機会もはじめてでしょう。
 
5_photo_dennis_cooper(©Dennis Cooper)

台本を書いたデニス・クーパーはアメリカ出身で、小説家・詩人として知られています。初期の作品では、青年時代に別れて音信が途絶えてしまったボーイフレンドの記憶が重要なモチーフになっていましたが、ある時、そのボーイフレンドがすでに自殺していたことを知ります。2004年からのジゼル・ヴィエンヌとのコラボレーション、そしてアメリカからパリへの移住も、彼にとって、このショックを乗り越えるための手段でもあったのかもしれません。サディスティックな暴力が支配する『Jerk』の世界とは打って変わって、今回の作品はブラックユーモアに溢れた心理劇となっています。この作品はクーパーにとっても一つの転機になっているような気がします。

これまでのジゼル・ヴィエンヌの作品では、人間の体とハイパーリアルな人形の体とが共存する夢想的なイメージが中心となる作品が多かったのですが、今回はすごく芸達者なドイツの人形遣いたちとの出会いもあって、ジゼルが手がけたはじめての「会話劇」ともいうべき作品になっています。ですがもちろん、その「会話」も一筋縄ではいきません。この作品の原題は『腹話術師会議(The Ventriloquists Convention)』といいます。「アメリカで世界中の腹話術師の世界大会があるらしいんだけど、腹話術師たちが自分の人形を持ち寄って、人間と腹話術の人形が入り乱れて会議をしてたら、ちょっと面白くない?」こんな話をジゼルからはじめて聞いたのは原宿のカフェで、「このあと新宿で、大阪の友だちがやってるバンドのライブがあるんだけど、一緒に行かない?」と誘われたのに、用事があって断ってしまいました。最近、静岡芸術劇場に行くと『腹話術師たち・・・』のプロモーションビデオでニルヴァーナの曲が流れていて、それを聞くたびに、この日のジゼルの熱っぽい口ぶりを思い出します。フランス、ドイツ、アメリカ、日本・・・とジゼルの軌跡をたどってみると、なんだかこの人を通じて、世界が新しい人形劇の夢を見ているような気すらしてきます。

ずっと見たかった舞台が、ようやく静岡に来てくれることになりました。

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腹話術師たち、口角泡を飛ばす
構成・演出:ジゼル・ヴィエンヌ
作:デニス・クーパー(出演者との共作)
5月6日(土)15:00開演、5月7日(日)13:00開演
静岡芸術劇場
詳細はこちら
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blog 最終更新日:2017年4月24日 8:36 PM

会場に着いたら、まず「ふじのくに⇄せかい観光案内所」へ!

いよいよ開催が迫ってきた演劇祭。
既にチケットを手に入れた方も多いと思いますが、観劇の前や、次の作品までの過ごし方について悩むことはありませんか?

美味しいランチが食べたいな。
静岡らしいお店に行ってみたいな。
富士山がきれいに見える場所ってあるのかな。
せっかくなら近くの美術館に行ってみたいかも。

そんなときにご利用いただきたいのが・・・
「ふじのくに⇄せかい観光案内所」!!

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手づくりの小さな屋台でお待ちしているのは、演劇祭期間中に公民館やお寺を使った即席ゲストハウスで全国からのお客様をおもてなしする「nedocoプロジェクト※」のメンバー。

静岡在住のメンバー達が本気でおすすめするスポットをお伝えするのはもちろん、あなたにぴったりの情報をつめこんだオリジナルマップ・・・その名も「静岡自分地図」を、その場で作ってプレゼントします!

さらに毎年人気の「どこから来ましたか?」ボード。

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ぜひあなたの1枚を貼りに来てくださいね!

★「ふじのくに⇄せかい観光案内所」スケジュール(予定)
↓↓↓

<静岡芸術劇場 1Fロビーにて>
・4/28(金)18:00~19:00/終演後
・4/29(土)15:30~16:30/終演後
・4/30(日)14:30~15:30/終演後
・5/3(水祝)13:30~14:30/終演後

<駿府城公園フェスティバルgarden内にて>
・5/4(木祝)15:00~18:30
・5/5(金祝)13:00~18:30
・5/6(土)13:00~18:30
・5/7(日)13:00~18:30

演劇祭と、演劇祭のあるまち「静岡」をがっつりと楽しんでください!

※みんなのnedocoプロジェクトの詳細はこちら
http://shizuoka-orchestra.com/events/nedoco6/

blog 最終更新日:2017年4月22日 6:14 PM

“MOON”の裏側 #2 ~不思議な稽古~

4/10(月)にタニノクロウさんとカスパー・ピヒナーさんが静岡入りし、4/16(日)からは俳優さんたちも合流して、滞在制作が進んでいます。

「観客参加型」というお客さんがいないと成り立たない作品の稽古って「どういうことをするのだろう?」と思っていましたが、現場検証と話し合いを重ね順調に稽古が行われています。が、やはりただならぬことが起こるのであろう、稽古時間にみられる不思議な光景がさらに作品への期待を膨らませます。

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また、ハンドメガホン片手に指示を出すタニノさんの言葉は「俳優の行動によって観客のどういった心理を引き出すことができるのか」「引き出された心理や行動がどのような連鎖をもたらすのか」といった内容で、日々驚きと納得の連続です。

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そして、そのタニノさんとカスパーさんの創造(想像)力をドンドン引き出していく俳優陣をご紹介。

異次元の存在感を放つ、マメ山田さんは必ずその場の中心となり、笑いと注目をかっさらっていきます。
そのマメさんに突っ込みをいれる赤星さんと、マイペースなブッタマンさんに、まとめ役のプリティ太田さん。
こちらのお三方はよく同時におしゃべりされるので、とってもにぎやかです。タニノさん曰く、いつもの“現象”なのだとか。
そして、紅一点!静岡から参加の鍋田さん!!SPAC県民劇団「がくらく座」の『まつろうもの』にも出演されていました。

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左から:プリティ太田さん、マメ山田さん(前)ブッタマンさん(後)、鍋田亜由美さん、赤星満さん

タニノさんが主宰する庭劇団ペニノでも「ゴールデンウィークに静岡に行くのはアリだぜ!めっちゃアリだぜ!っていう作品を、いま現在進行形でつくっている最中です。」と、『MOON』の稽古場ブログを書いてくださっていますので、そちらも是非ご一読ください!

peningophilia~庭劇団ペニノ公式ブログ~ 東京から離れることの可能性。新作『MOON』、まもなくです。

また、『MOON』の下敷きとなった『タニノとドワーフ達によるカントールに捧げるオマージュ』についても庭劇団ペニノのブログでご覧いただけます。

いよいよ、世界初演まであと1週間を切りました!!!
初日29日(土)と5月3日(水・祝)は予定販売数終了につきキャンセル待ちとなっております!
4月30日(日)は引き続きご予約いただけます。本当に早い者勝ちとなっていますので、ご予約はお早めに♪

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MOON
作・演出:タニノクロウ
プロダクションデザイン:カスパー・ピヒナー
4月29日(土)19:00開演、4月30日(日)18:30開演、5月3日(水・祝)18:30開演
舞台芸術公園 野外劇場「有度」
詳細はこちら

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blog 最終更新日:2017年4月21日 10:23 AM

腹の奥底のことを話す術?

太田垣 悠 (SPAC制作部、『腹話術師たち、口角を飛ばす』担当)

の奥底のことを

突然ですが、もしあなたが「腹話術の人形を1体持てる」と言われたら…その人形はどんな姿でしょうか?
その人形にどんな事をさせてみたいですか?
色々と妄想が膨らんでしまいますが、普段自分では出来ないようなことや、言えないような少しダークな事を人形にさせてみたい、と想像する方も多いのではないでしょうか?
私もあんな事やこんな事を…。
そして、自分では言えない本音を人形に語らせる、なんてことも… ?!

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5月6日(土)と7日(日)に静岡舞台芸術劇場で上演される、ジゼル・ヴィエンヌの『腹話術師たち、口角泡を飛ばす』は、私たちの潜在意識に隠れている欲望や衝動を、じっくりと、時にはガクガクと揺り動かします。
2014年の本演劇祭で、観る者に衝撃を与えた『Jerk/ジャーク』から3年。SPAC芸術総監督の宮城が「学級委員タイプの超変人(笑)」と称する、鬼才ジゼル・ヴィエンヌが再び静岡にやってきます!

2_Portrait GV(©Estelle Hanania)_s

彼女の舞台を観ると、「隣の異次元」に旅して帰ってきたような印象を受けます。日常から一歩はみ出した世界観の中で嘘なく人間を描く彼女の作品には、人間の泥臭さ、そこに生まれる痛いくらいの熱と儚さ、そして滑稽さを同時に体感できる不思議な瞬間があるのです。

この感覚にハマる人続出!

今回の作品は、アメリカ・ケンタッキー州で実際に毎年開催されている腹話術師の国際会議を、入念にリサーチして創作されました。
登場人物は様々なバックグラウンドを持つ腹話術師たち9人+その人形たち9体。計18の人格が舞台上に白昼夢のような空間を作り上げていきます。
「人間が人形を操る」という当たり前の絵図から始まるのですが、人間が自分たちのディープな本音を人形たちに代弁させ始めることで、その様は徐々に奇妙にねじ曲がっていきます。
欲望と本音の代弁者が出てきた時の人間の行く末は…?

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演じるのは、『Jerk』での圧倒的な一人芝居が多くの記憶に残るジョナタン・カプドゥヴィエル。
そして技巧派ジョナタンをしのぐほどの驚愕のテクニックと感性で、世界トップレベルを誇るドイツの人形劇団「パペットシアター・ハレ」のメンバーと、そのメンバー以上にユニークな人形たちです。
1mを超えそうな、まさに人間の分身のような人形から、カマキリやクッション、カート・コバーン(ニルヴァーナのボーカル)人形までが何やら色々と語り始めます。

そんな彼らが海を渡ってここ静岡に辿り着くまで、いよいよ2週間と迫りました!
タブーのない人間の本音に触れたい方、揺さぶられたい方必見!!
最高に人間くさいパペットショーをお楽しみください!

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舞台裏でスタンバイ中のカート・コバーン。お疲れのご様子..。

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腹話術師たち、口角泡を飛ばす
構成・演出:ジゼル・ヴィエンヌ
作:デニス・クーパー(出演者との共作)
5月6日(土)15:00開演、5月7日(日)13:00開演
静岡芸術劇場
詳細はこちら
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