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blog 最終更新日:2016年4月4日 3:19 PM

オリヴィエ・ピィのグリム童話『少女と悪魔と風車小屋』主演のデリア・セピュルクル・ナティヴィさんよりメッセージ

オリヴィエ・ピィのグリム童話『少女と悪魔と風車小屋』主演のデリア・セピュルクル・ナティヴィさんよりステキなメッセージをいただきました。
ぜひご一読ください。

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貴演劇祭で『少女と悪魔と風車小屋』を演じる機会をいただき、とてもうれしく思っています。『少女と悪魔と風車小屋』は時を超えた世界、空想の世界へと私たちを誘います。

でもこの世界は、私たちの世界ともよく似ています。これは子どもにとっても大人にとっても、新たな人生へと導く旅なのです。

オリヴィエ・ピィはこの悲劇的なお話の前で、私たちをもう一度子どもにして、歓びと希望とで満たしてくれます。人生はずっと子どもの目と心をもって見つめていかなければなりません。驚きつづけなければ。希望は私たちを生まれ変わらせてくれます。

お招きくださってありがとうございます。本当に光栄で、一同とても歓んでいます。

デリア・セピュルクル・ナティヴィ

Je suis très heureuse d’avoir la chance de jouer la jeune fille dans ce festival. La jeune fille le diable et le moulin nous plongent dans un univers hors du temps, un univers imaginaire et pourtant très proche du notre.

C’est un voyage initiatique aussi bien pour les enfants que pour les adultes.

Olivier Py nous fait redevenir enfant devant cette histoire tragique en amenant beaucoup de joie et d’espoir. Il faut continuer à voir la vie avec les yeux et l’âme d’un enfant. Continuer à s’émerveiller. L’espoir fait renaître.

Merci de nous accueillir c’est un grand honneur et une grande joie pour nous.

Delia Sepulcre Nativi

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翻訳:横山義志(SPAC文芸部)

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オリヴィエ・ピィのグリム童話
『少女と悪魔と風車小屋』
作・演出 オリヴィエ・ピィ
5/7(土)・5/8(日)各日18:30開演
舞台芸術公園 野外劇場「有度」
☆公演の詳細はこちら
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blog 最終更新日:2016年3月25日 11:46 PM

【レポート】宮城聰による講演会&ラインナップ発表会

3月22日(火)、東京・恵比寿にある日仏会館にて、
「宮城聰による舞台芸術の日仏交流に関する講演会」及び
「ふじのくに⇄せかい演劇祭2016」「ふじのくに野外芸術フェスタ2016」ラインナップ発表会を開催いたしました。

第一部は、宮城さんが、自身のフランス演劇との関わりについてを語る講演会。
聞き手はSPAC文芸部の大岡淳さん、司会はSPAC所属俳優の永井健二さんが務めました。

フランス演劇に興味を持ったきっかけから始まり、
『王女メデイア』『天守物語』のフランス公演、
ケ・ブランリー美術館のクロード・レヴィ=ストロース劇場こけらおとし、
アヴィニョン演劇祭で『マハーバーラタ』を上演したこと、
そして、再びクロード・レヴィ=ストロース劇場で開館10周年記念作品として
『イナバとナバホの白兎』を上演することなど、
をさまざまなエピソードを交えて語る宮城さん。

自身の作品だけでなく、これまで関係を築いてきた
フランスにゆかりのある演劇人についても作品の映像を見ながら話しました。

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続いての第二部は、「ふじのくに⇄せかい演劇祭2016」のラインナップ発表会。
SPAC新作『イナバとナバホの白兎』をはじめ、上演7作品の見どころを紹介しました。

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今年のラインナップの特徴は、「古典を描いた作品と、アーティスト自信を描いた作品を集めたところ」と宮城さん。「今、人々は性急にこれからどうしたら良いのか、を知りたがる。このような状況下でアーティストに出来ることは、ものの考え方を提示すること。その方法のひとつが古典をもう一度読んでみること、もうひとつは自分自身を見つめ直すことです。アーティストは答えを提示はしないが、どう向き合えば良いのか、その方法を提示してくれている。観客にもそういうものの考え方を伝えることが出来たら」と熱い想いを語りました。

またラインナップのひとつである『三代目、りちゃあど』より、演出家のオン・ケンセンさんと出演者の中村壱太郎さん、SPAC俳優のたきいみきさんが登壇。

オン・ケンセンさんは「ふじのくに⇄せかい演劇祭2012」で上演した『キリング・フィールドを越えて』以来2度目のSPAC登場です。

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本作の魅力は「単に『リチャード三世』の劇世界を描いているだけでなく、作家は何を真実と思って作品を作るのか、という根底的な問題に触れているところ」と語ったケンセンさん。さらに「伝統芸能の方を現代演劇のコンテクストに巻き込む」という自身の作風に触れながら、「今回は歌舞伎、狂言、元宝塚歌劇団、バリの影絵俳優など様々なフィールド出身の方とコラボレーションし、言語も英語や日本語、インドネシア語が入り混じるコミカルでひねりのある豪華な作品になると思う」と笑顔で抱負を話してくれました。

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出演者の一人、歌舞伎俳優の中村壱太郎さんは、今回がほぼ初の外部出演とのこと。「台本を読み込むにあたり、この作品が何を伝えたいのか、それぞれのキャラクターはどういう人物なのか、といったことをキャストもスタッフもみんなで話し合う。歌舞伎では、それぞれが役を100パーセント作ってきて、4、5日一緒に稽古して完成させるというイメージだが、今回は素材を育てるというところからやっている印象」と、稽古の進め方を新鮮に受け止めている様子。

また、SPACからは唯一の参加となるたきいさんは、バリでの稽古を振り返りつつ、「この作品がこれからどう成長していくのか、おおらかな気持ちでこの作品と付き合っていけたらいいなと思っています」と作品への期待と自身の抱負を語りました。

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終始和やかな雰囲気で進んだ講演会&ラインナップ発表会。
講演会とラインナップ発表会の二部構成は初めての試みで不安もありましたが、
プレスをはじめ、大変多くの皆様がご参加くださいました。
この場をお借りし、心からお礼申し上げます。

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講演会&ラインナップ発表会の詳細は、既に複数のメディアで取り上げてくださっています。
ぜひそちらもご覧ください。

*ステージナタリー http://natalie.mu/stage/news/180574
*歌舞伎公式総合サイト「歌舞伎美人(かぶきびと)」 http://www.kabuki-bito.jp/news/3233

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ふじのくに⇄せかい演劇祭2016
2016年4月29日(金・祝)~5月8日(日)
静岡芸術劇場/舞台芸術公園/駿府城公園

★チケットのご予約はこちら。良い席はお早めに!!

★宮城聰が新作『イナバとナバホの白兎』への想いを語るロングインタビューはこちら

★ブログ「『イナバとナバホの白兎』~新作誕生までの道のり~」はこちら

★たきいみきによる『三代目、りちゃあど』稽古レポートはこちら

★演劇祭の最新情報は特設サイトをご覧ください!
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blog 最終更新日:2016年4月11日 9:13 PM

【三代目、りちゃあど】たきいみきによる稽古レポート

野田秀樹作、オン・ケンセン演出『三代目、りちゃあど』。
SPAC俳優のたきいみきを含め、
日本・シンガポール・インドネシアの3ヶ国の俳優が出演する本作は
今回の静岡公演が世界初演となります。
現在、インドネシアのバリ島での稽古に参加しているたきいから、現地のレポートが届きました!

* * * * * * 

すらまっぱぎ!暖かいを通り越してあっついバリよりお届けします。
本当に、暑いです。地元のお人が「今日は暑い」っていうくらい、暑いです。

3月4日にバリ入りをした『三代目、りちゃあど』チーム。
成田空港で、中村壱太郎さん、久世星佳さん、江本純子さん
東京芸術劇場のスタッフの皆様と初顔合わせ。

7時間半のフライトを経て、バリにてジャワ島から参加のヤヤンさん、
バリ島在住のチャポンさん(=イ・カデック・ブディ・スティアワンさん)
そしてシンガポールから参加のジャニスさん、演出のオン・ケンセンさんと合流。

「なぜゆえ、バリで稽古?」
そう思ったのは私だけではないはず。

でも、翌朝起きて窓の外を見ると!

ふ、ふ、ふ…、富士山???

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アグン山という活火山で、3000mちょっと、周りに温泉が湧き、
聖なる山と信仰されている…

すごい!まさに、ふじのくに⇄せかい演劇祭!

なんだか、もうすでにわくわくするスタートとなりました。

3月5日の稽古初日にケンセンがこんなことを話してくれました。

「3月9日はニュピと言われるバリ島の新年にあたります。
バリの人々はその日、食事をとらず、電気もつけず、家の中で静かに瞑想をするのです。
神聖な日で、空港もクローズします。観光客が一番いない時期です。
そこにある神秘性を共有して作品を作りたいのです。
だからみなさんも、食事はしてもいいですが、電気はつけないでください。」

その後、その日の夜8時頃、茂山童司さん到着。
到着と同時に、夕方のスコールの影響で、停電発生。

童司さんが現れると同時に(シャレじゃありません)まっくらやみに。
顔が見えない中で、はじめまして~とご挨拶。
でもまったくあいさつの意味がありません。
「改めて翌日」、「もってるねぇ、童司さん」、「蚊に刺されたけどそんなに痒くないね~」と
みんなでお話ししながら暗闇の中各自お部屋に戻りました。

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▲ 停電のため、台本を読むのもキャンドルの明かりで。

* * * * * * 

本作品でいったいどんなコラボレーションが生まれるのか、
皆様どうぞお楽しみに。

4月3日に開催される、茂山童司さんによる狂言ワークショップも現在ご参加受付中です。
20名様の定員で先着順でご案内しておりますので、
どうぞお早目にお申し込みください!
※ワークショップの詳細はこちら (「関連企画」欄をご覧ください)

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野田秀樹 作  国際共同制作
『三代目、りちゃあど』
作:野田秀樹 演出:オン・ケンセン
4/29(金・祝)~5/1(日) 静岡芸術劇場
☆公演の詳細はこちら
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