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information 最終更新日:2016年4月24日 3:33 PM

グランシップ内レストラン「オアシス」に演劇祭特別メニューが登場しました!

静岡芸術劇場のあるグランシップ内のレストラン「オアシス」に、ランチ限定で演劇祭特別メニューが登場しました!

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今年のテーマ「五大陸を代表する演劇が静岡に集結」にちなみ、オーストラリア・カナダ・レバノン・フランス・シンガポール・南アフリカの代表的な料理を味わうことができます。

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※レバノンの家庭料理「ファスーリエ(いんげん豆と肉のトマト煮込み)」とフランスを代表する料理「ムニエル」

「レバノンや南アフリカの料理って想像がつかない」
「口に合うのかな…」
「苦手な食材が入っていたらどうしよう…」

ご安心ください。
日本人の口に合うよう、少しアレンジがかけられていますので、美味しいし、食べやすい!
また、例えば「パクチーは苦手で…」という方は、お店のスタッフにお声がけいただければ、その食材を抜くなどの対応もしていただけるそう。

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※こちらはスパイスがきいた「南アフリカ風ミートローフ」(「ボボティ」という南アフリカの家庭料理)。サフランライスとの相性も抜群!

これらメインディッシュにサラダや一品料理、デザート、ドリンクまで取り揃えたバイキングが付きますので、とってもお得にお腹いっぱい食べられます♪

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そして…なんと演劇祭のチケット提示で、表示価格より10%OFF!
ランチは11:00~14:30ですので、観劇前にぜひお立ち寄りいただき、心もお腹も満たして、劇場にお越しください。

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グランシップ館内レストラン「オアシス」
http://scg.jp/rest-cafe/oasis

まもなく開幕!ふじのくに⇄せかい演劇祭2016
チケット販売状況など最新情報は演劇祭特設サイトから
https://festival-shizuoka.jp/2016/

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information 最終更新日:2016年4月23日 11:11 PM

劇評コンクール(ふじのくに⇄せかい演劇祭2016)

あなたの演劇批評をお寄せください!

批評することも「演劇活動」のひとつです。
皆様のご応募をお待ちしています!

対象作品は、「ふじのくに⇆せかい演劇祭2016」で上演される以下の7作品です。
イナバとナバホの白兎   ●三代目、りちゃあど  ●少女と悪魔と風車小屋
ユビュ王、アパルトヘイトの証言台に立つ  ●火傷するほど独り
It’s Dark Outside おうちにかえろう      ●アリス、ナイトメア

ご投稿いただいた劇評をSPAC文芸部(大澤真幸、大岡淳、横山義志)が審査し、選評を公開いたします。

最優秀賞 賞金3万円 SPACの公演に1回2名様ご招待
優秀賞 賞金1万円  SPACの公演に1回1名様ご招待
入選 SPACの公演に1回1名様ご招待
最優秀賞、優秀賞、入選作品はSPAC公式サイトに掲載します。

募集要項
◎ 字数:2,000字程度
◎締切:批評対象の舞台を観劇後10日以内
◎投稿方法:E-mail、またはFAX、郵送(封書)でお送りください。
E-mailの場合は件名欄に、FAXの場合は1ページ目の冒頭に、
郵送の場合は封筒の表書きに、「劇評コンクール」と必ずお書きください。

E-mail:mail@spac.or.jp  FAX:054-203-5732
住所:〒422-8005静岡市駿河区池田79-4 SPAC劇評係
※原稿には住所、氏名(ペンネームの方は本名・ペンネーム両方)、
電話番号・E-mail等複数の連絡先、観劇日を明記してください。

SPAC文芸部
大澤真幸(おおさわ・まさち)……社会学者。著書に『不可能性の時代』(岩波新書)等多数。
大岡淳(おおおか・じゅん)……演出家、劇作家、批評家、パフォーマー。
横山義志(よこやま・よしじ)……西洋演劇研究。2008年パリ第10大学博士号取得。

 

批評って何?批評なんて必要?というあなたへ
なぜ演劇を批評するのか

大岡淳(SPAC文芸部)

 私の場合、批評というものに影響を受けた原点は、80年代にある。例えば、浅田彰『逃走論』が猫十字社のマンガ『黒のもんもん組』に言及していたことは、中学生の私にとってちょっとした事件だった。こういう作品をさらりと取り上げてみせる知性が登場したことの新鮮さは、中学生にも感じられた。また、吉本隆明が『マス・イメージ論』で高野文子のマンガ『絶対安全剃刀』を高く評価していたことにも、大した目利きがいるものだと感心させられた。栗本慎一郎は『鉄の処女』の中で、花田清輝の芸術批評は、「最終的に俺は左翼なんだぜ」というポーズさえとっていればインテリはサブカルチャーを扱っても構わないという、高踏的な姿勢にとどまっていると批判しており、そういう当人は『ビックリハウス』誌上で糸井重里と連載を持ったりして、栗本の存在自体がじゅうぶんにサブカルチャーだった。四方田犬彦は、林達夫の芸術批評はなるほど脱領域的ではあるが、演劇的な”質”を評価するにとどまっており、映画的な”量”の氾濫から目をそむけていると批判していた。いずれにせよ、知識人が余技でサブカルチャーを論ずる時代は終わり、むしろサブカルチャーの直中にこそ、論ずるに値する何かが存在するという予感が、「ニュー・アカデミズム」を中心とした、ニュータイプの知識人たちを突き動かしていた。

 演劇批評の中で最も共感したのは、川本三郎の仕事である。サブカルチャー全般が活況を呈する中で、小劇場演劇は――今思えば「演劇バブル」と言いたくなるほどに――高揚していた。高度化した消費社会に対するアイロニカルな自己批評を意図した演劇作品群は、必然的に入れ子構造のような「難解」なスタイルをとりがちだったため、そのエッセンスをわかりやすく解説してくれる川本の批評は、中学時代の私には貴重な存在だった。野田秀樹や鴻上尚史はもちろんのこと、北村想、生田萬、如月小春、渡辺えり子(現・渡辺えり)らの作品が、同時代の音楽・美術・映画・マンガ・文学と同列に論じられ、情報社会化や消費社会化が進展する中で、ディスコミュニケーションに陥った〈個〉がふわふわと浮遊し、浅田彰の言を借りれば「ノリつつシラケ、シラケつつノル」、「微熱都市」なる絶妙なフレーズへと総括された。演劇を始めとするサブカルチャーの批評を通して、同時代の精神を把握し、自分自身の立ち位置をも測定することができたのは、川本三郎のおかげであった。

 高校時代に入ると、柄谷行人や蓮實重彦の批評に影響を受けるようになった。文学が近代的な「内面」を人々に植えつける制度的な機能を果たしたことを批判する柄谷の批評も、「凡庸」な物語の中に見出される「愚鈍」な描写を肯定する蓮實の批評も、文学や映画を批評することが、そのまま、近代国家のメカニズムを批判的に捉え返すことにつながる、と教えてくれた。芸術批評は単に芸術のためになされるのではなく、個人と社会との関係を変革するためになされるということを、彼らの批評から学んだのである。

 かくして私は、大学在学中に演劇批評を書き始めた。それは、演劇を知らない人たちに演劇の魅力を伝えると同時に、その演劇作品を媒介として、私たちが何を考えるべきかを訴えたかったからである。格好つけて言えば、坑道のカナリアの鳴き声から危険を察知し、人々に警告を発する仕事をしてみたいと考えたのだ。つまるところ批評とは、作品を社会全体の動向と接続させ、その作品が示唆している、この社会が向かうべき未来を顕在化=言語化させる営為なのだろう。以上から、観客であるあなたが、単なる観客であることを超え、社会全体へメッセージを発する方法――それが演劇批評である。ひとりでも多くの皆さんが、演劇批評に挑戦することを期待してやまない。

information 最終更新日:2016年4月16日 8:09 PM

『火傷するほど独り』プレトークゲスト・上村聡史氏よりメッセージ

2014年度の主な演劇賞を受賞した衝撃作、『炎 アンサンディ』(作:ワジディ・ムアワッド、世田谷パブリックシアター)の演出を手掛けた上村聡史氏が、このたび5/7(土)の『火傷するほど独り』のプレトークゲストに決定!本公演のためにメッセージを寄せてくださいました!!ぜひご覧ください。

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『火傷するほど独り』の上演に寄せて

上村聡史

私が演出した『炎 アンサンディ』は“約束の血四部作”の二部目にあたるのだが、『沿岸』(2010年に静岡芸術劇場『頼むから静かに死んでくれ』で招聘公演)、『森』、『天空』、いずれもムワアッドの出身国と彼の出自のルーツにまつわる事象が、パワフルで繊細な文体でもって構成されていく。そして、その作劇は、演劇の持つ可能性を存分に信頼し、“物語”にいっそうの深みを与え、決して表層的な「起承転結」だけではない、人間の身体に内在する“血”と真摯に向かいあいながらも相対化している。これは相当な凄みである。なぜならどの作品でも、その匂いたつような人間の根源的な本能を劇空間へと放出しまうのだから。そして、それは彼が有能な演出者でもある証でもあり、何よりも俳優を信じているからだ。
この古典的でありながらも常に新しい表現形態を追求している芸術家、ワジディ・ムワアッドに日本人の私は、妬み、惹かれ続けていくのだと思う。

2016年4月16日

上村 聡史 KAMIMURA Satoshi
1979年(昭和54年)東京生まれ。2001年文学座附属演劇研究所に入所、06に座員に昇格。09年より文化庁新進芸術家海外留学制度により1年間イギリス・ドイツに留学。戯曲を深く読み込み立体化する手腕に定評があり小劇場から大劇場、古典から現代劇と幅広く活動する。『炎 アンサンディ』『ボビー・フィッシャーはパサデナに住んでいる』の演出で第22回読売演劇大賞最優秀演出家賞、『アルトナの幽閉者』『信じる機械』の演出で毎日芸術賞第17回千田是也賞を受賞。演出を手がけた『炎 アンサンディ』は第69回文化庁芸術祭賞の大賞を受賞。

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2008_SEULScDR-(クレジット)

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『火傷するほど独り』
作・演出・出演:ワジディ・ムアワッド
5月7日(土)15:00 / 8日(日)13:00 静岡芸術劇場
☆公演の詳細はこちら
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information 最終更新日:2016年4月14日 6:38 PM

「ふじのくに⇄せかい演劇祭のテーマ」フルバージョンMV公開

「ふじのくに⇄せかい演劇祭2016」PVはもうご覧いただいたでしょうか?

ここで使われている「ふじのくに⇄せかい演劇祭のテーマ」、実は三番まで歌詞があります。
一番だけでは物足りないという方のために、
フルバージョンのMV(ミュージックビデオ)を作りました!

静岡市内各地のロケ映像も満載です。

更に、ロケ地が気になるという方のために、
ロケ地マップも作りました!

演劇祭で静岡にお越しの際には、ぜひ立ち寄ってみてください。

気がつけば、ゴールデン・ウィークももうすぐ。
演劇祭では、みんなで「ふじのくに⇄せかい演劇祭のテーマ」を歌って踊りましょう!

information 最終更新日:2016年4月13日 6:40 PM

市内中心部に演劇祭バナーが設置されました!

静岡市中心部の呉服町~七間町の通り沿い、街灯に目を向けると…演劇祭バナーが!!

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期間中の5/3~5、まさにここ市内中心部の路上や駿府城公園を舞台に、演劇・ダンス・大道芸など多彩なパフォーマンスが繰り広げられる「ストレンジシード」が開催されます。 事前申込不要、無料で一流のパフォーマンスが観劇できますので、ぜひご来場ください。

そして、静岡芸術劇場&舞台芸術公園の玄関口である東静岡駅の改札前には、四角柱の案内看板がお目見え。

四角柱_正面

ふじのくに⇄せかい演劇祭まで、いよいよ残り3週間弱。
皆様に演劇祭を120%楽しんでいただきたく、準備を進めておりますので、今しばらくお待ちくださいませ!!

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★ストレンジシードの上演スケジュールをアップしました!
https://festival-shizuoka.jp/2016/event/strangeseed/

★5/2(月)~5(木・祝)、SPAC新作『イナバとナバホの白兎』も駿府城公園でプレ上演。
ストレンジシードから『イナバとナバホの白兎』まで、ぜひハシゴ観劇で!!
詳細はこちら
https://festival-shizuoka.jp/2016/program/inaba-to-nabaho-no-shirousagi/

★演劇祭全体の詳細はこちら
https://festival-shizuoka.jp/2016/

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