このたびSPACは、2014年に続き、世界最高峰の演劇の祭典「アヴィニョン演劇祭」(フランス)に数少ない公式プログラムとして招聘され、宮城聰演出の『アンティゴネ』を同演劇祭のオープニング作品としてメイン会場「法王庁中庭」で上演することが決定しました。アジア圏の劇団が「法王庁中庭」でオープニングを飾るのは、71年の演劇祭の歴史上初めてのことです!
なお、本作は、アヴィニョンに先立ち、ゴールデンウィークに開催する「ふじのくに⇄せかい演劇祭」「ふじのくに野外芸術フェスタ」において、静岡市内駿府城公園で上演いたします!静岡から世界に発信される本作を、どうぞお見逃しなく!!
「アヴィニョン演劇祭」とは?
1947年に開始され、現在では公式プログラム(IN)約40作品、自主参加(OFF)の約1,300作品が上演される、文字通り世界最高峰の演劇祭であり、「世界の演劇人の目標地点」と言われています。メイン会場は「アヴィニョン法王庁中庭」を筆頭に、「ブルボン石切場」、新設の屋内劇場「ラ・ファブリカ」などがあります。特に「法王庁中庭」で上演されるオープニング作品は、「ヨーロッパ演劇界注目の一大イベント」としてフランスの全国紙で大きく取り上げられ、しばしばヨーロッパの国営放送局で生中継されます。
2014年、SPACの『マハーバーラタ~ナラ王の冒険~』は、日本の現代演劇作品としては実に20年ぶりに公式プログラムとして招聘され、メイン会場のひとつ「ブルボン石切場」で上演されました。壮大かつ創意に富んだ演出や舞台装置は注目を集め、約1,000席の観客席は連日満席、終演後はスタンディングオベーションが起こりました。また、フランスの有力紙がこぞって絶賛、ル・モンドにおいて「美しいスペクタクルが到来した」「われわれは至福を味わうことができた」と評されました。
Website: http://www.festival-avignon.com
Facebook: https://www.facebook.com/festival.avignon
SPAC新作 演劇/日本
第71回アヴィニョン演劇祭 オープニング招待作品
アンティゴネ 時を超える送り火
構成・演出:宮城聰
作:ソポクレス / 訳:柳沼重剛 / 音楽:棚川寛子 / 空間構成:木津潤平
衣裳デザイン:高橋佳代 / 照明デザイン:大迫浩二 /ヘアメイク:梶田キョウコ
出演:美加理、本多麻紀、赤松直美、阿部一徳、石井萠水、泉陽二、大内米治、大高浩一、加藤幸夫、貴島豪、榊原有美、桜内結う、佐藤ゆず、鈴木真理子、大道無門優也、武石守正、舘野百代、寺内亜矢子、永井健二、布施安寿香、牧山祐大、三島景太、宮城嶋遥加、森山冬子、山本実幸、吉植荘一郎、吉見亮、若菜大輔、渡辺敬彦
◎アヴィニョン公演
公演日:2017年7月6日(木)~12日(水) ※オープニング公演:7月6日(木)
公演数:全6公演(7/6(木)、7(金)、8(土)、10(月)、11(火)、12(水)/ 9日(日)休演)
会 場:アヴィニョン法王庁中庭(客席数:約2,000席)
◎静岡公演
公演日:2017年5月4日(木・祝)、5日(金・祝)、6日(土)、7日(日) 各日18:30 [4公演]
会 場:駿府城公園 紅葉山庭園前広場 特設会場(静岡市葵区駿府城公園1)
★詳細は「ふじのくに⇄せかい演劇祭2017」特設サイトをご覧ください。
https://festival-shizuoka.jp/2017/program/antigone/
▼プロモーション映像