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【シアタークルーレポート】開幕式

「ふじのくに⇄せかい演劇祭2018」も残すところあと1日となりました!
どの公演も本当に多くのお客様がご来場くださり、例年以上の盛り上がりを感じる演劇祭となりました。
あまりに濃密だったので、開幕式が遠い昔のように感じてしまうほどですが…クルーのかさまみちよさんが、開幕式の模様をレポートしてくださいましたので、ご紹介します♪
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シアタークルー1年目のかさまみちよと申します。
今回私がうけたミッションは、開幕式の様子、舞台『寿歌』の前後、フェスティバルbarの様子をビデオカメラに収める、ということでした。

開幕式は野外劇場前広場で行われました。
私も初参加なのでドキドキわくわくしていました。

はじまる前に、「お茶でもどうぞ」という呈茶サービスがありました。
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静岡県のマスコットキャラクター「ふじっぴー」が、宮城聰SPAC芸術総監督と記念撮影をしています。
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簡易座布団を受け取ったお客様が、野外劇場前広場に座りはじめました。
そのお客様たちの目を最初に楽しませてくれたのはマスコットキャラクターペア、ふじっぴーと、すぱっくん。
すぱっくんが数歩あるくとふじっぴーがついてきて、ふりむくと止まる。
また歩くとついてきて、ふりむくと、止まる

また…
その様子にお客様も一緒に笑ってらっしゃいました。
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ふじっぴーは人気者です。

そして開幕式はスタートしました!!
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最初に、宮城さんからのご挨拶がありました。

文化にはいろいろな「ものさし」がある、「ものさし」がこんなに色々あることを楽しむ。
こんなものさしもあるんだ、という「ものさし」を増やしていく面白さについて話されていました。

挨拶が終わる頃、しげみの向こうからにぎやかな音がして…茶っきり節が!!
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『マハーバーラタ』に出演するSPACの俳優さん14名によるオープニングパフォーマンス「喫茶去(きっさこ)」始まりました。喫茶去(きっさこ)とは現代用語にすると「お茶でもどうぞ」ということなのだそうです。
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澄んだ歌声のあとに全員で太鼓(ジャンベ)の演奏。
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お客様も大喜び。
一緒にひざで拍子をとられている方もいらっしゃいました。

そして…スペシャルゲスト
静岡県の川勝平太静岡県知事が衣裳を着て中国の高僧として登場されました。
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中国は宋の時代、仏教の書に書かれた伝説の高僧、趙州和尚の言葉を元に構成したものです。
徳の高い和尚が訪れた客人には誰でも喫茶去(きっさこ)「さあお茶でもどうぞ」と招いたことから「ふじのくに⇄せかい演劇祭」、さらには新茶の香り高い静岡にお越しくださいました皆さまへの心からの歓迎の気持ちをこのパフォーマンスに込めました。

とのことでした。

次に川勝知事よりご祝辞を賜りました。

貴賤、貧富、職業、いっさい関わりなく誰にでもお茶をふるまった趙州和尚は120歳まで生きたといわれています。お茶を飲みますと健康寿命が長くなる。私たちは茶の都として、すべての人々に対しましておもてなしの気持ちを表すべく、この喫茶去(きっさこ)を始演式としてお見せした次第です。我々は演劇、スポーツを通して世界を平和にしていこうではありませんか。

と、話されました。

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開会式が終わると、お客様はチケットに書かれた整理番号順に広場前に並びました。

皆さん、わくわくした顔をされています。
日が少しずつ暮れはじめた頃、開場時間がきて入場となりました。
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開場や開演時間も演出上計算されつくしているのだそうです。
そして『寿歌』舞台がはじまりました(寿歌については長くなるので別レポートでご紹介します)。

舞台終了後は、フェスティバルbarが開催されている休憩所「カチカチ山」へ行きました。
色々美味しそうなものが販売され、お客様たちは、舞台の感想などを話したり、余韻に浸っているようでした。
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シアタークルー かさまみちよ

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