社会を映し出す演劇や、個人の声に深く潜るダンス、表現の可能性を押し広げるパフォーマンスなど、様々な「せかい」を感じさせる舞台芸術作品が、今年も静岡に集結します。
それぞれの作品が響き合い、複数の視点が交差することで見えてくる現在地─誰かと話したくなる、ふっと考えが広がっていく─そんな対話のきっかけが生まれる、ひらかれた祝祭の場が立ち上がります。
〈上演プログラム(一部)〉
『うなぎの回遊 Eel Migration』
台本・演出:石神夏希
音楽:棚川寛子
製作:SPAC-静岡県舞台芸術センター
Eel Migration
Text and direction: ISHIGAMI Natsuki
Music: TANAKAWA Hiroko
Production:SPAC-Shizuoka Performing Arts Center
産卵のために、約3,000㎞離れたマリアナ諸島沖の深海と日本の川や湖を行き来するうなぎの生態と、さまざまな理由で移動を繰り返す人々の姿を重ねあわせた石神夏希×SPACの新作。静岡で暮らすブラジルにルーツを持つ地域住民をキャストに迎え、一年以上にわたるリサーチと対話によって、寓話的なフィクションを立ち上げる。
『Qui som?─わたしたちは誰?』
作:カミーユ・ドゥクルティ、ブライ・マテウ・トリアス
製作:バロ・デヴェル
Qui som?
Authors: Camille Decourtye and Blaï Mateu Trias
Production: Baro d’evel
フランスとカタルーニャの俳優、ダンサー、サーカスアーティスト、ミュージシャン、陶芸家らによって結成されたバロ・デヴェル。ユーモアと生命力にあふれた本作は、2024年のアヴィニョン演劇祭で初演され話題をさらった。重力を感じさせない身体、目の前で変容し続ける舞台空間は、夢のような光景でありながらも原初的な感覚を呼び覚まし、「これからやってくる世界」へと旅に出るための勇気をくれる。
★ このほかの上演作品については、2月中旬ごろ発表予定。
同時開催!
『王女メデイア』
台本・演出:宮城聰
原作:エウリピデス
製作:SPAC-静岡県舞台芸術センター
Medea
Text and direction: MIYAGI Satoshi
Original text: Euripides
Production: SPAC-Shizuoka Performing Arts Centre
1999年に初演され、世界20都市以上を巡った宮城聰の代表作。悲嘆、裏切り、復讐という普遍的な物語に、鮮烈で力強い視点をもたらし、国際的に高い評価を受けてきた。14年ぶりの再演となった2025年ロンドン公演でも、時代を超えて突き刺さる鋭い問いと衝撃を放ち、観客を熱狂の渦へと巻き込んだ。
緑ゆたかな公園、にぎやかな商店街、歴史ある建造物…静岡市街地を舞台に、無数の“なんだ?”を生み出すストリートシアターのフェスティバル。日常の風景を一変させるパフォーマンスに加え、大人も子どもも楽しめるワークショップも。
ストリートシアターフェス
ストレンジシード静岡2026
5月3日(日・祝)〜5日(火・祝)
駿府城公園、青葉シンボルロードなど静岡市内
このほかの上演作品や関連プログラムについては、2月下旬に演劇祭特設サイトにて発表します。
※開催内容について、変更になる可能性がございます。