ふじのくに野外芸術フェスタ2023

天守物語

© K. MIURA

Program Information

ジャンル/都市名 演劇/SPACレパートリー
公演日時 5/3(水・祝)18:45、4(木・祝)18:45、5(金・祝)18:45、6(土)18:45
会場 駿府城公園 紅葉山庭園前広場 特設会場
上演時間 65分
上演言語/字幕 日本語上演/中国語・韓国語・英語字幕
座席 全席指定
演出 宮城聰
泉鏡花
音楽 棚川寛子
製作 SPAC-静岡県舞台芸術センター

Movie
Coming soon!

作品について

この世ならぬものの棲む白鷺城天守閣第五重。
その主、美しき富姫と、若き侍・図書之助。異界の者同士にだけ許される純粋な恋
泉鏡花の幻想世界が俳優たちの生演奏にのせて華ひらくとき、駿府城天守閣がまぶたに浮かぶ・・・

宮城聰演出の『天守物語』は1996年に初演され、以来、日本国内、インド、パキスタン、中国、エジプト、韓国、アメリカ、フランス、台湾等の国内外30都市で上演され、各地で大きな反響を呼んだ宮城聰の代表作のひとつ。
アジアの多様な演劇伝統を現代の新しい創作につなぐ仕事をしてきた宮城の『天守物語』には、その趣向が随所にちりばめられている。俳優による生演奏。一つの役を語りと動きにわける「二人一役」の手法。風そよぎ木々の匂い漂う開放的な野外空間で華ひらく、宮城の祝祭劇の到達点をどうぞお見逃しなく。

あらすじ

戦国時代。「白鷺城」の異名をとる姫路城。だがその第五重は、「人間は生きて帰れぬ」といわれる、魔界の者たちの棲家。居並ぶ妖怪たちをつかさどる天守夫人・富姫は、猪苗代に帰る妹分の亀姫に、城主・武田播磨守寵愛の鷹を土産として持たせる。播磨守に鷹探しを命じられた若き鷹匠・姫川図書之助は、生きて帰れぬことを覚悟で第五重に現れる。富姫は妖怪に臆さぬ図書之助のいさぎよさに心をひかれ、命を奪わず地上に帰すが、主君の元に戻った図書之助はあらぬ誤解を受け、やむなく再び富姫の前にあらわれるのだった・・・。

演出家プロフィール

© KATO Takashi

宮城 聰 MIYAGI Satoshi
演出家。SPAC-静岡県舞台芸術センター芸術総監督。1959年東京生まれ。東京大学で小田島雄志・渡辺守章・日高八郎各師から演劇論を学び、1990年ク・ナウカ旗揚げ。国際的な公演活動を展開し、同時代的テキスト解釈とアジア演劇の身体技法や様式性を融合させた演出で国内外から高い評価を得る。2007年4月SPAC芸術総監督に就任。自作の上演と並行して世界各地から現代社会を鋭く切り取った作品を次々と招聘、またアウトリーチにも力を注ぎ「世界を見る窓」としての劇場運営をおこなっている。2017年『アンティゴネ』をフランス・アヴィニョン演劇祭のオープニング作品として法王庁中庭で上演、アジアの演劇がオープニングに選ばれたのは同演劇祭史上初めてのことであり、その作品世界は大きな反響を呼んだ。他の代表作に『王女メデイア』『マハーバーラタ』『ペール・ギュント』など。2004年第3回朝日舞台芸術賞受賞。2005年第2回アサヒビール芸術賞受賞。2018年平成29年度第68回芸術選奨文部科学大臣賞受賞。2019年4月フランス芸術文化勲章シュヴァリエを受章。

出演者/スタッフ

演出:宮城聰
作:泉鏡花
音楽:棚川寛子

出演:美加理、阿部一徳、大高浩一、本多麻紀
石井萠水、木内琴子、貴島豪、榊原有美
桜内結う、大道無門優也、舘野百代、寺内亜矢子
永井健二、山本実幸、吉植荘一郎、吉見亮

衣裳デザイン:高橋佳代
照明デザイン:大迫浩二
美術デザイン:深沢襟
装置デザイン原案:木津潤平

舞台監督:渡部景介
演出部:小川哲郎、山﨑馨、藤代修平
照明:小早川洋也
音響:牧嶋康司(SCアライアンス)、竹島知里
美術担当:佐藤洋輔、吉田裕梨
ワードローブ:清千草
ヘアメイク:梶田キョウコ
字幕操作:大石多佳子

技術監督:村松厚志
芸術局長:成島洋子
制作:大石多佳子、北堀瑠香、久我晴子

プレトーク

各回、開演35分前よりフェスティバルgardenにて

注意事項

※未就学児との観劇をご希望される場合はお問い合わせください。
※5月5日(金・祝)託児サービスあり(詳細はチケットページ・お電話にて)。
※雨天でも上演いたします。客席では傘をご利用いただけませんので、雨ガッパなどをお持ちください。
※夕方以降は冷え込みますので、防寒着をご用意ください。

浜松公演

5/27(土)、28(日)各日19:00開演
会場:浜松城公園 中央芝生広場 特設会場

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