かもめ

© Gianmarco Bresadola

Program Information

ジャンル/都市名 演劇/ベルリン
公演日時 5月3日(金・祝)14:00、4日(土・祝)13:00、5日(日・祝)13:00、6日(月・振休)13:00
会場 静岡芸術劇場
上演時間 210分(途中休憩あり)
上演言語/字幕 ドイツ語上演/日本語字幕
座席 全席自由
演出 トーマス・オスターマイアー
アントン・チェーホフ
製作 ベルリン・シャウビューネ

Movie
Coming soon!

© Gianmarco Bresadola
© Gianmarco Bresadola
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作品について

世界中で絶大な人気を誇る、オスターマイアー×シャウビューネの最新作が静岡へ!

ドイツの演劇界に大きな変革をもたらした演出家トーマス・オスターマイアー。同時代性を重視したセンセーショナルな演出は、世界中の観客に支持されてきた。彼が率いるドイツの名門シャウビューネの最新作は、チェーホフ四大戯曲のひとつである『かもめ』。昨年3月に初演され、本拠地のベルリンではチケットが入手困難になるほど話題を呼んだ。『かもめ』が書かれたのは、それまでの価値観が崩壊し、多くの若者が「本当にすべきことは何か」を模索していた革命前夜のロシア。湖畔の田舎屋敷を舞台に、芸術と愛に幸福を求める人々の群像劇はまた、演劇史のエポックとなった。舞台は現代の都市に置き換えられ、チェーホフが作品に込めた「人生」と「芸術」に対する問いかけが、オスターマイアーの手により時代を超えて、今を生きる私たちと重なっていく。

目前で語られる「芸術家」たちの心情、儚くも鮮烈な劇的体験が観客を待ち受ける。

オスターマイアー率いるシャウビューネは、「ふじのくに⇄せかい演劇祭2018」の『民衆の敵』で13年ぶりの来日を果たし、客席を巻き込んだ圧巻の演説で観客を釘付けにした。今回の『かもめ』では、静岡芸術劇場の舞台に仮設客席が組まれ、観客はその極上の演技を至近距離で味わうことができる。個性的な名優たちの中でも、流行作家トリゴーリンを演じるヨアヒム・マイヤーホフは、名だたる舞台で話題をさらう一方、作家としてもブレイクしている怪優。トリゴーリンが作家生活の内情を吐露するとき、マイヤーホフは自身の虚実を自在ににじませ、皮肉たっぷりに笑いを誘う。ベルリンでは、象徴的な大木がそびえ立ち客席を覆うように葉が茂っていたが、今回は大木のかわりに雄大な景色が目の前で描かれてゆくスペシャル版。まさに「その場限り」の劇的体験が待ち受けている。

あらすじ

芸術の革新を求める作家志望のトレープレフは、名声に憧れ女優を夢見る恋人ニーナの一人芝居を上演するも、著名な女優である母親に嘲笑されてしまう。ニーナはトレープレフの母親の愛人で人気作家のトリゴーリンに心惹かれ、彼らを追って旅立つが…

演出家プロフィール

©︎ Debora Mittelstaedt

トーマス・オスターマイアー Thomas Ostermeier
1968年西ドイツ生まれ。演出家。31歳の若さでドイツを代表する劇場ベルリン・シャウビューネの芸術監督に就任。古典から同時代作家の尖鋭的な作品まで幅広く手掛け、毎年世界各地の演劇祭や劇場に招聘されている。その批評的でありながら生き生きとした寛大な演出は、社会における個人の役割を思い起させ、時代を超えた問題に焦点を当てている。

ベルリン・シャウビューネ ベルリン・シャウビューネ

1962年設立。現在ではドイツ語圏で最も有名な劇場のひとつとなっている。常時約30人の俳優がアンサンブルを組んでおり、毎シーズン約10本の新作、30本以上のレパートリー作品を入れ替わりで上演するほか、海外での上演は年間約100公演にもおよぶ。近年における日本での公演は、『民衆の敵』(2018年/ふじのくに⇄せかい演劇祭)、『暴力の歴史』(2019年/東京芸術祭)がある。 Supported by the Freunde der Schaubühne am Lehniner Platz e.V

©︎ Gianmarco Bresadola

出演者/スタッフ

演出:トーマス・オスターマイアー
作:アントン・チェーホフ
台本作成:出演者(ウルリケ・ツェンメの独語訳にもとづく)

出演:トーマス・バーディンク、ユリア・シューベルト、シュテファニー・アイト、ラウレンツ・ラウフェンベルク、ヨアヒム・マイアーホッフ、ダヴィット・ルーラント、レナート・シュッフ、アリナ・ヴィンバイ・シュトレーラー、へヴィン・テキン、アクセル・ヴァントケ

美術:ヤン・パッペルバウム/トーマス・オスターマイアー
共同美術デザイン:ウラ・ヴィリス
衣裳デザイン:ネーレ・バルクハウゼン
音楽:ニールス・オステンドルフ
ドラマツルギー:マヤ・ツァーデ
照明デザイン:エーリッヒ・シュナイダー
ライブペインティング:カタリーナ・ツィームケ

演出助手:クリストフ・ブッフヘガー
ツアープロデューサー:エリザベート・トビッシュ
舞台監督:マリヤ・ヴァールディク

プロンプター:マルティナ・ブリュックナー
ツアープロデューサー:エリザベート・トビッシュ
テクニカルツアーマネージャー: クリスティアン・クネラー
演出部主任:シュテファン・パパステファノウ=シュミット
照明操作:クリストフ・エルツ
サウンドエンジニア:ルーベン・フェルディナント、ヤミラ・クレンベルク
小道具:ジェニー・ゾンネンシャイン
ワードローブ:クリスティーナ・ハルプファス、アンナ・サロヴィッチ
メイクアップ:ザラ・ヒルト
字幕オペレーター:ヤーコプ・ゲルバー

マネージングディレクター:トビアス・ファイト

製作:ベルリン・シャウビューネ ベルリン・シャウビューネ
Supported by the Freunde der Schaubühne am Lehniner Platz e. V.

<スタッフ>
舞台監督:秡川幸雄
舞台:降矢一美、武石守正、土屋克紀、森正吏
照明:小早川洋也
音響:竹島知里、牧大介
ワードローブ:牧野紗歩、高橋佳也子

通訳:竹ノ内悦子、木下萌
字幕翻訳:山口遥子(内田健介訳にもとづく)
字幕監修:戸田史子、園田祥子
制作:計見葵、佐藤美咲
シアタークルー(ボランティア):澤井亨、山下直子

技術監督:村松厚志
照明統括:樋口正幸
音響統括:澤田百希乃

スペシャルトーク

スペシャルトーク「トーマス・オスターマイアーの現在とこれから」
5月6日(月・振休)10:30~11:30
場所:2Fカフェ・シンデレラ

登壇者:トーマス・オスターマイアー(演出家、シャウビューネ芸術監督)
司会:徳永京子(演劇ジャーナリスト)
通訳:竹之内悦子
英語音声ガイド付き

参加費:1,000円【要予約】

プレトーク

劇場2Fカフェ・シンデレラにて、舞台をよりおもしろく観劇できるポイントをご紹介します。
(各日開演40分前より、参加無料/予約不要)

注意事項

※未就学児との入場はご遠慮ください。
※一部大きな音がする場面がございます。
※本公演は、舞台上に仮設客席を設置しての上演となります。車椅子をご利用の方、および階段の上り下りに不安のある方は、事前にチケットセンターまでお問合せください。
※演出の都合上、開演後は客席へのご案内を制限させていただきます。ご来場の際は、時間に余裕を持ってお越しくださいますようお願いいたします。
※静岡芸術劇場の親子室はご利用いただけません。5月6日(月・振休)の公演は託児サービスがございます。4月28日(日)までに要予約。詳しくはチケットページをご確認ください。

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