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『六月物語』に寄せて ~SPAC俳優たちからのコメント集~

ピッポ・デルボーノさんによる一人芝居『六月物語』。

10年ぶりとなる今回の来日公演に、
彼の作品を知るSPACの俳優たちから、
期待のコメントが寄せられました!

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まずは、この『六月物語』をヨーロッパで実際に観たことがある俳優の寺内亜矢子。
作品のことをたずねてみると…

「演劇が好きな方ならば観て間違いがない
演劇が好きではない方も、観たら演劇が好きになる!」

と、即答!

『六月物語』を観る前日に、デルボーノさんの別の作品も観劇したそうで、あまりに感動して思わずご本人に話しかけてしまったのだとか。
『六月物語』はデルボーノさんという「人」の魅力がぎゅっと詰まっている作品とも語っていましたが、その魅力は?

「すごく自由で、演劇に対する愛が溢れていて、
演劇を通してつながった人はみんな仲間、という感覚が
お客様に対しても開かれている。
こういう演劇があるんだ、と思いました。」

デルボーノさんは、2007年にSPACの「Shizuoka春の芸術祭」で『戦争』『沈黙』の2作品を上演しています。

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▲ピッポ・デルボーノ・カンパニー『沈黙』より

野外劇場「有度」で上演された、『沈黙』には、SPAC俳優も出演しました。
出演したSPAC俳優、本多麻紀、舘野百代、貴島豪からもコメントが寄せられています。デルボーノさんの作品にかかわる中で、感ずるところも多かったようです。

「どうにもならない孤独や、絶望を扱いつつも
とてもとても繊細で優しい世界観で
それがそのまま、ピッポさんというお人柄のようだなあと思っていました。」
――本多麻紀

「ピュアであり
隠し事ということができない感覚だからこその剥き出し、だからこその優しさ
作品をつくるということって 舞台に立つことって
その人となりの生きざまなんだ、と」
――舘野百代

「ピッポの作品は、そこに立ち合っているだけで涙が止まらくなる程、
”生”に満ち溢れていて、儚い。
その奇跡のように立ち表れてくる刹那をひとつたりとも逃がしたくない。
それは出演者としても、観客の方にまわったとしても。
…そういう風に感じた事は強烈に覚えてます。」
――貴島豪

今回の『六月物語』も楽しみですね?

「ピッポの作品にまた出会える!」 ――舘野

「期待しないはずがない(^-^)」 ――貴島

舞台芸術公園の屋内ホール「楕円堂」で、1ステージのみ、という貴重な上演ですが、
平日そしてやむなく遅めの開演時間のため、ご来場を迷われている方もいらっしゃるかもしれません。
が、2007年の公演をご覧になったお客様やSPAC俳優が「忘れられない」と語るように、
『六月物語』も10年後、皆さんの記憶に残る上演になるのではと思います。

まだ若干チケット残っております。
どうかどうか、ピッポさんの大きな「愛」を、感じにいらしてください!

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六月物語
構成・演出・出演:ピッポ・デルボーノ
5月1日(月)20:00
舞台芸術公園 屋内ホール「楕円堂」
詳細はこちら 
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