演劇祭3日目となる4/30(日)。
八十八夜を前に(今年の八十八夜は5/2です)、静岡の風物詩「お茶摘み」を、舞台芸術公園BOXシアター前のお茶畑で行いました!空は晴れ渡り、この時期としては珍しく富士山もくっきりと見え、絶好のお茶摘み日和♪(ちなみに、春は靄がかかりやすいため、富士山はお隠れになっていることが多いんです)
さて、“茶摘み”と言えば、「夏も近づく八十八夜~」という歌いだしでお馴染みの文部省唱歌「茶摘み」が頭に浮かぶ方も多いと思いますが、この「八十八夜」とは実のところ何なのでしょうか???
八十八夜というのは「立春」から数えて88日目(87日後)、文字通りの“八十八夜”です。
「米」という漢字を分解すると八十八になる(88歳のことも米寿と言いますよね)ことから、農業に携わる人にとってはとっても重要な日とされてきました。「茶摘み」の歌詞に「野にも山にも若葉が茂り」とあるように、春から夏(今年の「立夏」は5/5です)に移るこの「八十八夜」を目安に、昔は種まきなどをしていたそうです。
まずは公園内のお茶畑を管理してくださっている牧野さんから、お茶摘みのコツをレクチャーいただきました。
「一芯二葉(いっしんによう)」という言葉、聞いたことがありますか?
お茶の木の枝は、先端に「芯」があり、そこから下へと互い違いに葉がついています。「芯」は、まだ葉が開いていない「芽」の状態の葉。芯と、その下の2枚の葉の部分を「一芯二葉」と言って、生まれたてで、とっても柔らかい部分です。
まだ若く、紫外線をあまり浴びていないので、渋みのもととなるカテキンが生成されておらず、甘みの強いおいしいお茶になるんです!品評会に出すようなお茶は、この「一芯二葉」で作られているそうです。
ただ、今年は春先の天候不順もあって、生育が遅れがち…。そこで今回は、さらに1枚下の葉の部分(一芯三葉)で摘むことに。お茶農家さんは普段この部分で摘んでいて、十二分に美味しいお茶が出来上がるそうですよ。
さあ、茶ビクを腰に下げ・・・、いざ茶畑へ!!
家族同士、友達同士、話ながらも手は止めません。必死にお茶を摘み取ります。
すぱっくんも参戦。
中腰での延々と続く作業はかなりの重労働・・・。腰が痛くなってきます。
今は機械でのお茶摘みが主流かと思いますが、昔の人は一枚一枚こうやって手で摘んでいたのですね・・・。
途中休憩と計量3回挟み、2時間ほどひたすらお茶を摘み続け、Total20kgの茶葉が収穫できました!
(でも、製茶するとたった4kgになってしまうそうです・・・(泣))
摘んだお茶は、後日製茶して参加者の皆様のお手元に郵送いたします。楽しみにしていてください!
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ふじのくに⇄せかい演劇祭2017
2017年4月28日(金)~5月7日(日)
静岡芸術劇場/舞台芸術公園/駿府城公園 ほか
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