Photo: Suzuki Ryuichiro
| ジャンル | 演劇 |
|---|---|
| 公演日時 | 4月25日(土)、26日(日)、29日(水・祝)各日18:30開演 |
| 会場 | 舞台芸術公園 野外劇場「有度」 |
| 上演時間 | 90分(予定) |
| 上演言語/字幕 | 日本語上演(一部ブラジルポルトガル語)/日本語・英語・ブラジルポルトガル語字幕 |
| 座席 | 全席自由(整理番号順) |
| 台本・演出 | 石神夏希 |
| 音楽 | 棚川寛子 |
| 製作 | SPAC-静岡県舞台芸術センター |
Movie
Coming soon!
静岡県には、日本でもとりわけ多くのブラジルにルーツを持つ人々が暮らしている。地域に深く根を下ろしながらも、言語や教育、仕事、文化の違いによる分断や格差といった課題も抱えている。本作では、静岡で暮らすブラジルにルーツを持つ地域住民を主要キャストに迎え、静岡での生活、移住に至るまでの出来事、仕事や家族の歴史――これまで公に語られる機会の少なかった一人ひとりの人生を、舞台の中心に据える。1年以上にわたるリサーチや対話によって集められた言葉や記憶をもとに、劇作家・石神夏希が、現実と想像が交差する寓話的なフィクションを立ち上げる。
もうひとつの軸となるモチーフは、静岡県西部を代表する特産品のうなぎ。日本の食文化や産業とも深く結びついているが、近年は絶滅危惧種として国際的な議論の対象にもなっている。うなぎは一生のうちに、日本の川からマリアナ諸島付近の深海まで、約3000kmもの距離を旅して産卵する。成長の途中で雄雌が決まるという特異な性質を持ち、その生態は今もなお多くの謎に包まれ、神話や伝承にも登場する“不思議な隣人”として人類の想像力を刺激してきた。創作にあたり、出演者・スタッフは研究者や養鰻業者への取材、養殖現場や研究施設などを見学し、うなぎへの理解を深めてきた。海を越えて移動し、命をつなぐうなぎの生態は、国境や文化を越えて生きる人間とも重なり合い、「移動すること」「生き延びること」「受け継がれていくこと」の意味を、観る者に静かに問いかける。
石神夏希 Ishigami Natsuki
劇作家。国内外で都市やコミュニティのオルタナティブなふるまいを上演する演劇やアートプロジェクトを手がける。ディレクションの仕事として「東アジア文化都市2019豊島」舞台芸術部門事業ディレクター、ADAM Artist Lab 2019(台北)ゲストキュレーター、静岡市まちは劇場『きょうの演劇』企画・ディレクター(2021年度)他。SPACでは2022年『弱法師』(作:三島由紀夫)、2023年『お艶の恋』(原作:⾕崎潤⼀郎『お艶殺し』)、「ふじのくに⇄せかい演劇祭2024」にて間食付きツアーパフォーマンス『かちかち山の台所』を作・演出。「SPAC秋のシーズン2025-2026」より、アーティスティック・ディレクターとしてSPAC年間のプログラミングに携わる。
台本・演出:石神夏希
音楽:棚川寛子
舞台美術デザイン:佐々木文美
照明デザイン:大迫浩二
音響デザイン:和田匡史
衣裳デザイン:清千草
出演:赤松直美、貴島豪、森山冬子、吉見亮(以上SPAC)
相川アンジェラ、アイラ・ウェンディ、ペレイラ・ハセヤマ・クレイデ、矢野陽規(以上県民出演者)
舞台監督:下田寛典
演出部:降矢一美
写真:鈴木竜一朗
字幕制作:アイラ・ウェンディ(ブラジルポルトガル語)
制作:坂中季樹、佐藤飛子
協力:海部健三
芸術局長:成島洋子
技術監督:村松厚志
照明統括:樋口正幸
音響統括:澤田百希乃
共同製作:フランス国立演劇センター ジュヌヴィリエ劇場
協力:浜松国際交流協会
後援:在浜松ブラジル総領事館、一般社団法人磐田国際交流協会、駐日ブラジル大使館・ギマランイス・ホーザ文化院
*未就学児とのご観劇をご希望の方は、お問い合わせください。
*背もたれのないベンチ席となります。
*雨天でも上演いたします。客席では傘をご利用いただけませんので、雨ガッパなどをお持ちください。夕方以降は冷え込みますので、防寒着をご用意ください。