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富士山型(?!)の劇場が出現!メインヴィジュアルができるまで

「ふじのくに⇄せかい演劇祭2017」のメインヴィジュアル、もうご覧になりましたか?(トップページのスライドでも使っています♪)

富士山の頂からどこまでも広がる裾野が、やがて世界中の人々が集う劇場になっていく…
まさに「ふじのくに⇄せかい演劇祭」という名称そのものを形で表したオブジェと言えるでしょう。
また、昨年の演劇祭で『イナバとナバホの白兎』を上演した駿府城公園の仮設劇場をも彷彿とさせます。

演劇祭2017メインヴィジュアル1

こちらのオブジェを制作したのが、sandscapeの黒田武志さんです。
http://sandscape.biz/

黒田さんは、これまで数々の劇団のフライヤーやパンフレットのデザインはもちろん、維新派の『キートン』(2004)や『台湾の灰色の牛が、背のびをしたとき』(2010)の舞台美術を手がけるなど、演劇との接点が非常に深いデザイナーです。

今回、『黒蜥蜴』(2016)のポスター・フライヤーをデザインしていただいたご縁で、メインヴィジュアルをはじめ、演劇祭ロゴやガイドパンフレット・ポスターなど、広報物全体のアートディレクションをお願いすることとなりました。

人形制作は、アーティストの渡部真由美さん。
このために「ギリギリ」の赤い人達を造ってくれました。

演劇祭2017メインヴィジュアル2

さて、改めてこのオブジェですが…
写真で見えている入口の反対側には搬入口があったり(しかも“搬入口”なので正面より間口が広いんです!)、階段が付いていたり、内部は円型に空間が空いていたり…細部に至るまで劇場そのもの!

棒を切り、塗って、組み立てて…約1ヶ月かかったそうです。

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ちなみに、丸太で工事現場の足場を組むのと同じ要領で組み立てていくそうで、ちゃんと構造計算すれば、この劇場、リアルサイズで建てられるのではないでしょうか?!

演劇祭会期中、静岡芸術劇場のロビーに展示しますので、どうぞお楽しみに♪

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ふじのくに⇄せかい演劇祭2017
2017年4月28日(金)~5月7日(日)
静岡芸術劇場・舞台芸術公園・駿府城公園 ほか
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