ハムレット(どうしても!)

© Christophe Raynaud de Lage / Festival d’Avignon

Program Information

ジャンル/都市名 演劇/アヴィニョン
公演日時 4/29(土・祝)17:00、30(日)17:00
会場 舞台芸術公園 野外劇場「有度」
上演時間 140分 → 150分(途中休憩なし)
上演言語/字幕 フランス語上演/日本語字幕
座席 全席自由
テキスト ウィリアム・シェイクスピアに基づく
翻訳・演出 オリヴィエ・ピィ
製作 アヴィニョン演劇祭
© Christophe Raynaud de Lage / Festival d’Avignon
© Christophe Raynaud de Lage / Festival d’Avignon
© Christophe Raynaud de Lage / Festival d’Avignon

作品について

ハムレットの運命をめぐる、かつてない冒険へようこそ!
劇詩人オリヴィエ・ピィの魔法が織りなす「奇跡」がここに

万の心を操る劇作家・シェイクスピアが遺した傑作悲劇『ハムレット』。フランスを代表する劇作家・演出家のオリヴィエ・ピィはこの世界一有名な古典をアヴィニョン演劇祭の市民参加型シリーズ企画として翻訳・演出し、俳優や一般市民、俳優学校の学生らとともにリーディング形式で2021年に上演、大きな評判を呼んだ。「善と悪」「自我」「時間」など哲学的なテーマから原典を紐解いたこの挑戦は全10作に及び、そのエッセンスを凝縮したエピソード11が『ハムレット(どうしても!)』として静岡にやってくる!
ピィの演劇を貫くのは「ことばの力が世界を変える」という信念。復讐の運命に翻弄されるハムレットが、西洋の偉大な思想家たちと出会い対話を始めると、新たなドラマが生まれ、詩が溢れ出す。変幻自在な4人の俳優とミュージシャンは、観客を心躍る知的な冒険へと誘いこむ。「生きるべきか、死ぬべきか」、野外の劇空間であなたの目に映るのは

◎会場「舞台芸術公園」へは、無料のチャーターバスをご利用いただけます。詳しくはアクセスページをご確認ください。

◎『ハムレット(どうしても!)』では、舞台の進行に合わせて作品を解説するイヤホンガイドがあります。案内役は文芸部の大岡淳が務めます。
 受付開始後16:00~、会場にてイヤホンガイド機器を無料で貸出いたします。(機器は終演後に必ずご返却ください。)

あらすじ

父である先王の亡霊からその死の経緯を知らされたハムレットは、死を仕組んだ現王・叔父クロ―ディアスへの復讐を誓い狂気を演じる。復讐計画により、ハムレットを慕うオフィーリアやその兄レアティーズ、王妃ガートルードをはじめ、周りの人々は運命の歯車を狂わせていく。ハムレットの友人ホレーシオが語り継ぐこの悲運の物語に、西洋の偉大な思想家、デカルト、フロイト、ハイデガー、ヴィトゲンシュタイン、デリダなどが次々と現れる。世紀をまたぐ出会いの先、その運命はどう変わる?

演出家プロフィール

© Carole Bellaiche

オリヴィエ・ピィ Olivier Py
劇作家、演出家、俳優。1965年、南仏グラース生まれ。87年にパリ国立高等演劇学校(コンセルヴァトワール)に入学、並行してカトリック学院で神学と哲学を学ぶ。95年、アヴィニョン演劇祭で上演時間24時間という異例の作品『常夜灯―果てしない物語』の7日間連続上演を敢行し、一躍脚光を浴びる。98年から2007年までオルレアン国立演劇センターの芸術監督、同年3月から12年までパリ・オデオン座の芸術総監督を務める。13年、アヴィニョン演劇祭のディレクターに就任。23年2月にシャトレ座ディレクター就任が発表になった。SPACではこれまでに『イリュージョン・コミック―舞台は夢』、『若き俳優への手紙』(08年)、「グリム童話」3部作(09年)、「オリヴィエ・ピィの『<完全版>ロミオとジュリエット』」(12年)、ピィ自身によるシャンソンライブ『ミス・ナイフ、オリヴィエ・ピィを歌う』(14年)、新演出版『グリム童話~少女と悪魔と風車小屋~』(16年)を上演。現代フランスを代表する劇作家・演出家のひとり。

出演者/スタッフ

テキスト:ウィリアム・シェイクスピアに基づく
翻訳・演出:オリヴィエ・ピィ

出演:ダミアン・ビグルダン、セリーヌ・シェンヌ、エミリアン・ディアール-ドトゥフ、ベルトラン・ド・ロフィニャック、ジュリアン・ジョリー(音楽)

作曲・演奏:ジュリアン・ジョリー
演出助手:ベルトラン・ド・ロフィニャック、ジュリアン・マッソン
舞台美術制作:アヴィニョン演劇祭アトリエ

製作:アヴィニョン演劇祭
共同製作:サン-ナゼール国立舞台「ル・テアトル」
助成:カンヌ-マルセイユ公立俳優学校、シャトレ座
協力:セカノ図書館
レジデンス:アヴィニョン演劇祭 ラ・ファブリカ

◎2021年7月、第75回アヴィニヨン演劇祭にて初演。
Avignon

<スタッフ>
舞台監督:森部璃音
舞台:杉山悠里、土屋克紀
照明:吉嗣敬介
音響:和田匡史、林哲也
ワードローブ:牧野紗歩
美術担当:佐藤洋輔、吉田裕梨

通訳:石川裕美
字幕翻訳、字幕操作:平野暁人
字幕監修:西尾祥子
制作:雪岡純、入江恭平

技術監督:村松厚志
照明統括:樋口正幸
音響統括:澤田百希乃

プレトーク

野外劇場前広場にて、舞台をよりおもしろく観劇できるポイントをご紹介します。
(各日開演25分前より、参加無料/予約不要)

注意事項

※未就学児との入場はご遠慮ください。
※背もたれのない客席になります。
※雨天でも上演いたします。客席では傘をご利用いただけませんので、雨ガッパなどをお持ちください。夕方以降は冷え込みますので、防寒着をご用意ください。

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