XXLレオタードとアナスイの手鏡

© kisoul

Program Information

ジャンル/都市名 演劇/アンサン
公演日時 5/3(水・祝)14:00、4(木・祝)13:00
会場 静岡芸術劇場
上演時間 90分(途中休憩なし)
上演言語/字幕 韓国語上演/日本語字幕
座席 全席指定
演出 チョン・インチョル
パク・チャンギュ
製作 シアター・カンパニー・ドルパグ
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作品について

制服の下に隠した“自分らしさ”。
韓国のリアルをポップに描いた、悩める高校生たちの物語。

大学入試を控えたジュンホ。彼はレオタードを着ると幸せを感じるが、友人やガールフレンドには絶対に言えない。ところがある日、レオタード姿の男性の自撮り写真が流出、同級生たちが写真の人物を特定しようと騒ぎはじめた…。一体誰が、何の目的で拡散させたのか?
本作は、2014年に起きたセウォル号沈没事故をきっかけに、犠牲となった高校生たちが暮らしていたアンサン市の協力を得て製作され、15年の初演以来繰り返し上演されてきた。その間に世界的な広がりを見せた「MeToo運動」や「LGBTQ」への関心、コロナ禍での価値観の変化など同時代的な視点も取り入れ、22年にはロンドンでも上演され話題を呼んだ。格差社会における受験や就職の悩み「いま」を生きる若者たちの心の機微が、日本の観客と交差する。

あらすじ

大学入試の不安と焦りから、女性用レオタードを着て自撮りすることで心の安定を探すジュンホ。しかし、教育熱心な母親や友人たちからの目を気にして秘密にしている。ところがある日、レオタード姿のジュンホの写真が学校内で拡散されてしまう。それは、学校で孤立してしまっているヒジュの仕業だった。体育科のある大学に入りたいヒジュは、その写真を口実に体育の試験であるダンスのペアになろうとジュンホに言い寄る。徐々にお互いを理解し協力し合う二人の姿に、周囲からは冷ややかな目が注がれるが…。

演出家プロフィール

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チョン・インチョル JUN Inchul
演出家、シアター・カンパニー・ドルパグ主宰。型にはまらない空間構成や、韓国の社会問題を細やかに演出するという特徴的なスタイルで注目されている。当初は自らの劇団を持つ必要はないと考えていたが、次第に同志で作品を作りたいと思い、2015年に「社会階級」「青年」「ジェンダー」に焦点をあてた劇団を設立。演劇は学校では学べないことがみえてくる窓であり、人生について学ぶことのできる学校のようだという考えを持ち、「私たちはみな繋がっている」というメッセージとともに、「世代」「場所」「俳優」を演劇を通じ繋げていく活動を模索している。近年では、積極的に韓国の新鋭劇作家とのコラボレーションに挑戦し、特にSF小説を戯曲化することに取り組んでいる。日本では「東アジア文化都市2019豊島」の一環として、SF小説家・星新一のショートショートセレクション『ボッコちゃん』を上演した。

出演者/スタッフ

演出:チョン・インチョル
作:パク・チャンギュ

出演:
オ・ヘヨン
ユン・ミギョン
キム・ミンハ
イ・ギュヒョン
チョ・オジン
アン・ビョンシク

技術監督:チェ・ボユン
舞台監督:ファン・ソンヒョン
音響:カン・ダホン
字幕オペレーター:チョ・ヨンア
ツアープロデューサー:ペク・ギョヒ
製作:シアター・カンパニー・ドルパグ Theatre Company Dolpagu

<スタッフ>
舞台監督:秡川幸雄
舞台:降矢一美、葉佳欣、武石守正
照明:樋口正幸、花輪有紀
音響:牧大介、大朏実莉
ワードローブ:佐藤里瀬
美術担当:吉田裕梨

通訳:藤本春美、金世一(キム・セイル)
字幕翻訳:沈池娟(シム・ヂヨン)
字幕監修:園田祥子
制作:計見葵、佐藤美咲

技術監督:村松厚志
照明統括:樋口正幸
音響統括:澤田百希乃

後援:駐日韓国大使館 韓国文化院
Minitry of Culture, Sports and Tourism ARTS COUNCIL KOREA Korea Arts management service CENTER STAGE KOREA

プレトーク

劇場2Fカフェ・シンデレラにて、舞台をよりおもしろく観劇できるポイントをご紹介します。
(各日開演25分前より、参加無料/予約不要)

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