オリヴィエ・ピィのグリム童話『少女と悪魔と風車小屋』では、
開演前にプレパフォーマンスがございます。
準備の様子をSPACシアタークルーの小溝朱里さんがレポートしてくださいました。
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みなさん、こんにちは。
今年の演劇祭で5/7(土)、8(日)に舞台芸術公園「有度」にて上演されます、
オリヴィエ・ピィのグリム童話『少女と悪魔と風車小屋』(以下、『グリム』)
の演目担当クルーをさせていただく、小溝と申します。
ささやかながら、この演劇祭に関わることができ、
本当に嬉しく思います。
どうぞよろしくお願い致します。
ついに演劇祭開幕まで1週間を切りましたね。
今年はなんと五大陸を代表する演劇がやってくる一方で、
劇場を飛び出して静岡のまちなかで行われる企画もあり、
私自身とてもワクワクしています。
さて、私が担当させていただく『グリム』ですが、
“こどもと一緒に「世界演劇」を観よう!”と題して
小学生以下は無料で観劇することができます。
グリム童話で子どもにも理解しやすいとはいえ、フランス語で上演されるこの演目。
日本語字幕はありますが、子どもでも大丈夫かな…?と
少し心配される親御さんもいらっしゃるかもしれません。
ですがご安心ください。
子どもたちにも楽しんで観劇してもらえるよう、開演30分前より
野外劇場前広場にてSPAC俳優の永井健二さんを中心に、
ストーリー紹介のパフォーマンスをしてくださいます。
先日、私は先輩クルーの方と一緒に、そのパフォーマンスで使う
小道具作成のお手伝いをさせていただきました。
なんとそこで使われる小道具は、俳優さん自ら材料を調達し、
ひとつひとつ手作りで作られています…!
画用紙を切ったり、発泡スチロールで形作ったり、道具の色を変えたり。
数時間お手伝いしましたが、このような作業はついつい
夢中になってしまうものです。
黙々とひたすら作業し、あっという間に時間が
経過してしまいました。
私自身久しぶりの工作、とても楽しくお手伝いさせていただきました!
既に物語のあらすじをご存知の方は、これら道具が
どのような場面で使われるか、想像が膨らむかもしれませんね。
他にも人間と等身大のあんなものが……登場しますよ(笑)
開演前の短い時間ですが、SPACの俳優さんがストーリー紹介を
目の前でしてくださるのは、なんて贅沢!と思ってしまいます。
愛情込めて作られている小道具にも注目しながら、
わずかな時間ですら贅沢に、そして楽しんで過ごして
いただければと思います。
『グリム』の本編と共に、楽しみにしていてください。
では、当日野外劇場にてみなさんにお会いできることを
楽しみにしております!
SPACシアタークルー 小溝朱里
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オリヴィエ・ピィのグリム童話
『少女と悪魔と風車小屋』
作・演出 オリヴィエ・ピィ
5/7(土)・5/8(日)各日18:30開演
舞台芸術公園 野外劇場「有度」
☆公演の詳細はこちら
★2014年7月アヴィニヨン演劇祭での公演の様子はこちら
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