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【三代目、りちゃあど】茂山童司さんによる狂言ワークショップレポート

4月3日、『三代目、りちゃあど』出演者の茂山童司さんによる狂言ワークショップ
「狂言事始め 笑いのワークショップ」を開催いたしました!
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

20名近くの方にご参加いただいた今回のワークショップ、
まず教えていただいたのは基本的な身体の構えや歩き方。
最初の方は皆さん少しだけ緊張されているようでしたが、
講師の茂山さんのお人柄のおかげもあり、すぐに柔らかい空気になりました。

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▲歩くだけでも難しい…? 皆さん、足元から目が離せません。

さらに、
日常でも私たちがよくしている動作が狂言ではどのような所作になっているのか、
扇子を使ってどのような表現がされているのか、
狂言では動物たちはどんな鳴き声でどんな動きをするのか…?
などなど、短い時間ながら、どんどん狂言の要素を教えていただきます。

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そして最後のパートは…
習ったばかりの様々な所作をベースにして、
昔話や童話を狂言で演じてみよう!という時間でした。

桃太郎、アリとキリギリス、北風と太陽、…などなど、
いくつかのグループに分かれてそれぞれに創っていきます。

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▲各グループをまわってアドバイスをなさる茂山さん。

最後の発表会ではすでにみなさん笑う準備も万端、
「笑いのワークショップ」のタイトルの通り、
3時間前に集まった参加者の皆さんがここまで盛り上がれるのか、とびっくりするほど
たいへん賑やかな午後となりました。

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演劇を専門に活動しているわたしたちSPACですが、
こうして古典芸能に触れていただける機会はなかなかありません。
本当に多彩なジャンルから出演者が集う今回の『三代目、りちゃあど』ですが
そんな出演勢のひとりでいらっしゃる茂山童司さんの狂言の世界、
短い時間ながら楽しんでいただけたことと思います。

そんな茂山さん、
オン・ケンセンさんの演出の中では、どのように舞台にお立ちになり、
どのように野田秀樹さんの戯曲の言葉を語られるのでしょうか。
秋以降はシンガポール公演や国内ツアーも予定されている本作ですが、
静岡で作品が生まれる瞬間が… 私たちも待ち遠しいです!

ふじのくに⇄せかい演劇祭2016の開幕まで、
そしてオン・ケンセン演出『三代目、りちゃあど』の世界初演まで、
あと20日を切りました。
『三代目、りちゃあど』、既にたくさんのご予約・お問い合わせをいただいており、
中でも千穐楽の5月1日(日)の公演は2階席でも残席が少なくなってきております。
どうぞお早目にお問い合わせくださいませ!
 
 
Richard Sandaime

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野田秀樹 作  国際共同制作
『三代目、りちゃあど』
作:野田秀樹 演出:オン・ケンセン
4/29(金・祝)~5/1(日) 静岡芸術劇場
☆公演の詳細はこちら
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