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『シミュレイクラム/私の幻影』東京での稽古にお邪魔してきました!

桜満開、全国的に夏日となった某日、出演者のダニエル・プロイエットさんが来日し、東京都内にある小島章司フラメンコ舞踊団の稽古場でリハーサルをされるとのことで、取材の立ち合いも兼ねて見学しに行ってまいりました!

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小島さんのご友人が描かれたという絵画がたくさん飾られていて、異国情緒ただよう雰囲気のあるとても素敵なスタジオでした。 午前中、稽古場に到着するとダニエル・プロイエットさんがお出迎えくださり、色々とお話しを伺うことができました。 ダニエルさんは、アルゼンチン・コロン劇場のバレエ学校のご出身で、同級生には現・英国ロイヤル・バレエ団のプリンシパル、マリアネラ・ヌニェスなど、名だたるダンサーたちと幼いころから切磋琢磨しながら、クラシックバレエを学ばれました。現在、コンテンポラリーダンサーとして第一線で活躍されていて、2012年にはシディ・ラルビ・シェルカウイによる漫画家・手塚治虫をモチーフにした作品『TeZukA』に出演し、その名を日本でも広く知らしめました。 その『TeZukA』のなかで、ダニエルさんはピノコや奇子(あやこ)といった女の子のキャラクターを演じることが多かったらしく、それを観た日本のプロデューサーの方より歌舞伎舞踊の女形を勧められて、それ以降ライフワークとしてずっと続けていらっしゃるそうです。 そんなダニエルさんは、振付家としても注目を集めており、同じく5月に、東京・オーチャードホールで開催されるウィーン国立バレエ団のヌレエフ・ガラで振付を手掛けた作品が上演されるとのこと。http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/18_wiener/

午後には、小島章司さんも稽古場にいらっしゃり、『シミュレイクラム/私の幻影』のワンシーンを稽古。

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これまで、ノルウェー・オスロ、アメリカ・ヒューストン、そしてフランス・パリでこの作品は上演されましたが、それぞれの国の言葉を組み込んできたらしく、今回は小島さんだけでなくダニエルさんも日本語で台詞を喋ります。そのシーンをちょっと見せていただきましたが、とてもお上手!2012年以来、度々来日されて藤間流の教室でお稽古を受けていらっしゃることもあり、その場にいる誰よりも“日本人”らしいオーラが漂っていました。 小島さんも「70代後半になった自分に新しい刺激を与えてくれる」と仰っていましたが、2012年にダニエルさんと演出のアランさんと出会って以降、ノルウェーやフランス、アメリカでワークショップやクリエーションを行い、作中では日本語のみならず、スペイン語、フランス語、英語で台詞を喋るなど、新しい挑戦をたくさんされたのだとか。 そんな小島章司さんよりメッセージをいただいていますのでご覧ください♪

2016年の初演から各国を巡演し、進化(深化)し続けている『シミュレイクラム/私の幻影』に、乞うご期待ください!

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『シミュレイクラム/私の幻影』
演出・振付:アラン・ルシアン・オイエン
歌舞伎舞踊振付/音楽『Natsue』:藤間勘十郎
出演・振付:小島章司、ダニエル・プロイエット
製作:ウィンター・ゲスツ
5月3日(木・祝)12:30開演、4日(金・祝)12:30開演
静岡芸術劇場
*詳細はこちら
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